魅惑のトロピカルフルーツ:サワーソップ
マンゴー、ライチ、パパイヤ。
甘酸っぱくてジューシーなトロピカルフルーツは、夏になると全国のスーパーやカフェを席巻し、日本人の懐にばっちり入り込んだと言っても過言ではありません。
独特の匂いだけで有名になってしまった悪名高いドリアンも、見た目と名前は一致するという人が多いと思います。
ところが、日本ではまだまだ知名度の低いトロピカルフルーツが数多く存在するんです。その一つがサワーソップ(soursop)。
東南アジアを何カ国も旅してきたり、東南アジアに駐在経験がある知人でもこぞって知らなかったのでびっくり。
ならば私が紹介します、サワーソップ!!
◼︎サワーソップとは?
そもそもサワーソップとは何ぞや、という方へ、以下、wikipediaより引用。
サワーソップ(soursop)とは、メキシコ、中米、カリブ諸島、北米、南米を原産とする常緑広葉樹の顕花植物である。サブサハラの熱帯地方にも自生する。最近では、東南アジアの一部でも栽培されている。サワーソップは、チェリモヤと同じバンレイシ属、ポーポーと同じバンレイシ科に属している。
バンレイシ属の共通項は、緑色のちょっとゴツい果皮。
チェリモヤはシンガポールなど東南アジア諸国で普通に売られていて、サワーソップから酸味を抜いて甘さとクリーミーさを足したような果物です。これもおいしい。
ポーポーは今回調べて初めて存在を知りましたが、「とても甘く、香りが強い、ねっとりとした食感」だそうです。
ドリアンみたいな味なんでしょうか?気になるところ。
◼︎サワーソップの味は?
同じくwikiから引用。
サワーソップの香りは、「イチゴとパイナップルの組み合わせに、バナナやココナッツを思わせる下にあるクリーミーな香りと対照的な酸っぱい柑橘系の香りが加わった物」とされる。
…ますます分からないですよね。
私なりに解釈すると、食感はパイナップルのような繊維質を感じつつ、桃のようなとろみとジューシーさ。
そこにヨーグルトのような酸味と、濃厚な甘さが合わさっています。
とにかく、おいしいんです!
そのまま食べるのも良いですが、旅先で気軽に味わうならフレッシュジュースがオススメ。
爽やかな口当たりで、味の濃いローカルフードとも相性バッチリです。
個人的なイチオシはキウイとサワーソップのミックスジュース。
キウイのキリッとした酸味がサワーソップの濃厚な甘さとベストマッチ。
シンガポール留学中、大学のジューススタンドでご飯のお供に愛飲していた裏メニューです。
シンガポールのジューススタンドでは、メニューに載っていない組み合わせのフルーツジュースも作ってくれるんです。(たまに失敗することもあります…)
◼︎サワーソップの呼び方色々
インドネシア語だとsirsak(シルサッ)。
マレー語ではdurian belandaといい、直訳すると「オランダのドリアン」。
中国語では「紅毛榴槤」といい、これも「西洋ドリアン」を意味します。
ドリアンほど刺々しくない見た目が、どことなくハイカラだったことから名付けられたのでしょうか??
ということで、上記の名前がついたフルーツをスーパーやレストランで見かけたら、是非試してみてくださいね。
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