仰いだ青い空が青すぎて瞬きを忘れた
いつか殺した感情が渦になる
私がスピッツと同じくらい好きなバンドが2つあります。
それはきのこ帝国とplenty。悲しくもどちらも今は活動してないですが。(※活動休止と解散)
基本的に私が音楽を好きになる基準として、音楽を聴き始めてからしばらくはずっと、1にメロディ・2に声・3に音色、など…何が聴こえるかの「音重視」だと思っていたのですが、最近になって歌詞も結構自分が好きになる基準にしていると気付きました。
もちろん、歌詞も何が聴こえるかの1要素ではありますが、そんなに「気にしていなかった」はずなのに「無意識下で意識していることに『気づいてしまった』」。たぶん、そんな感じです。
そして分析して思うのです。きのこ帝国もplentyも決して前向きではないなと。
自分が音楽をあくまでも逃げ場として「使っている」からこそ
あまり前を向かせないでほしい、そう願いながら音楽を聴いているからこそ
スピッツもきのこ帝国もplentyも私の好きなバンドとして絶対的に揺らがない3強にいるのだと感じます。
補足1:幼少期からスピッツばかり聴いていたせいで、評価軸に「歌詞」が存在しなかったと考えられます。というのも、難解な歌詞を(自分なりに)理解するのに時間がかかってしまったから。
補足2:逆にいうと、世の中の〈国民的アーティスト〉が歌うような「がんばれ」とか「平和」とか「負けるな」とかちょっと苦手です。苦手な理由としては、自分がその「対象」に入っていない(入れない)ことに罪悪感的なものを感じて苦しくなってしまうから。愚かしくも自意識過剰ではあるのですが。
補足3:「音重視」で好きを判断しているのは今も変わらないので、好きなアーティスト・曲はたくさんあります。でも、どうしても「歌詞」まで自分の身を寄せれないと、好きの壁を超えて「特別」にはなれないのです。スピッツ・きのこ帝国・plentyは特別に好き、なのです。