新規実装前の遊戯王マスターデュエルにおけるRR(レイドラプターズ)デッキ
はじめに
RR新規実装前のマスターデュエルのRRについてですが、ランク戦で当たることもないですし、検索しても新規実装後の構築しか見られなかったので、自分が使用しているRRデッキを紹介します。
ランク戦で勝つことを目的としたデッキであるため、キャラデッキとしての側面は薄いです。特に実績があるわけではないので、そんな構築もあるんだ程度に受け取ってください。
デッキリスト
デッキのメインは超重武者です。それにRRを混ぜることでRRデッキだと言い張ります。今まで、
・ヴァレットRR ・クロノダイバーRR ・シムルグRR
・クシャトリラRR など色々なRR派生を使用しましたが、この超重武者RRがダントツで強いです。
現環境は超重武者の実装によりドロール＆ロックバード(ドロバ)や増G、うららなどが多く採用されていて、誘発環境になっています。中でもドロバは超重武者対策として多く採用されています。
しかし、いざランクに潜ると、烙印、ラビュリンス、メタビなどのドロバが刺さらないデッキがほとんどであったため、ドロバではなくビーステッドを採用しています。ビーステッドはペンデュラム召喚に対応していて、ワカU4やバイQと合わせてバロネス、サベージになれるのと、ファントムフォースのコストとして活用できるので相性が良いです。
展開
イワトオシ、ワカU4、ダイ8、バイQが1枚初動になり、どの初動でも展開ルートは変わりません。
最初は純超重武者と変わらない先バロネスの展開をします。この際、ワカU4のスケールに戻る効果まで使用し、サベージのためにイワトオシのサーチはワカU4の2枚目をもってきます。レベル4を多く確保したい場合はサベージを諦めて、ダイ8をサーチする場合もあります。
フォースストリクスでトリビュートをサーチ
サーチしたトリビュートとワカU4をペンデュラム召喚→トリビュート効果でレイダーズウィングを墓地に→フォースストリクスの素材を抜いてレイダーズウィング特殊召喚でこの盤面になります。
※ペンデュラム召喚によって場にレベル4を多く供給したいので、フォースストリクスはEXゾーンに出すようにします。
ワイズ効果でゼピュロスを特殊召喚
ワイズで特殊召喚したゼピュロスとレイダーズウィングでレイダーズナイトをX召喚→レイダーズナイト効果でブレイズファルコンにRU→ワイズ効果でスキップフォースをセットしブレイズをアーセナルファルコンにRU→アーセナル効果でストラングルを特殊召喚し、ストラングル効果で墓地のレイダーズウィングを蘇生し、この盤面になります。
最終盤面
アーセナル効果は破棄
バルディッシュをリンク召喚→場のワカU4とレベル4モンスターでサベージをS召喚(対象はワイズ)→墓地のゼピュロスをスケールを戻して特殊召喚し、2体のレベル4でガガガガマジシャンをX召喚し、効果で墓地のアーセナルを蘇生しこの盤面になります。余裕があれば装備したワイズは墓地の闇属性かさ増しのためにバロネスで割ります。
加えて、バルディッシュ効果でサイレントブーツを墓地に落とし、両方の効果でファントムフォースとラウンチの2種のRUMを用意し、展開終了。
相手ターン、返しのターン、後攻について
相手ターン…ラウンチでアーセナルをカリユガに、ファントムフォースでガガガガをアルティメットファルコンにRUします。カリユガの効果でファントムフォースの効果も無効化されてしまうので、ラウンチにチェーンしてファントムフォースを使用することが基本となります。
バルディッシュの破壊効果を使用したい場合は、ラウンチを発動する前にファントムフォース単品で発動し、バルディッシュのリンク先にアルティメットを特殊召喚して破壊効果を使います。
返しのターン…アルティメットの効果で相手を封じ、盤面に残った高打点モンスターで殴って終了。
※先攻展開に余裕がある場合は③展開のゼピュロス特殊召喚をミミクリー特殊召喚に変更することによって手札にレイダーズウィングを残す展開が可能です。この展開は、返しのターンで墓地のスキップフォースの効果を使用し、墓地のレイダーズウィングを蘇生し、墓地のラウンチの効果でレイダーズナイトに手札のレイダーズウィングを埋めることが可能です。そして、レイダーズナイト効果でアークリベリオンにRUし、高打点でのワンキルができますが、滅多に使わないので無理に覚える必要はないです。
後攻では、先攻と同じ展開をしますが最後だけ異なります。先攻展開では破棄したアーセナルの効果を使用し、アルティメットを特殊召喚して効果で封殺します。加えて、ガガガガマジシャンの蘇生先をアーセナルからランク4モンスターに変更し、サイレントブーツでサーチしたRUMでアークリベリオンを特殊召喚し、ワンキルを狙います。
この際、ファントムフォースでもラウンチでもランク4モンスターをアークリベリオンにすることが可能です。また、ガガガガマジシャンの蘇生をいつも通りアーセナルにして、ガガガガ自体にファントムフォースを使用してアークリベリオンを特殊召喚することも可能です。
純超重武者との比較
強い点…制圧盤面が強く、アリベによる後手ワンキルが強力。RRを混ぜることによって、トリビュート+ワカU4のような手札だとドロバを貰ってもカリユガ成立まで盤面を作れる。
次元障壁でシンクロ宣言された場合に、エクシーズを駆使して盤面をつくることができる。
弱い点…超融合、ビーステッドが直撃し、盤面が崩壊する危険性がある。手札にRRを多く抱えると事故につながる。魔法罠を使用するうえにEXデッキの余裕もないため、後続が用意できない。
さいごに
新規が実装される前の現環境で、RRを使って勝ちたい！という人向けの記事になりました。最近スネークアイが実装され、超重ギミックがどれくらいやれるかは未知数ですが、これを読んでRR使いが増えてくれたら嬉しいです。
※追記（2024/05/27時点）
超重武者の強みであったカラミティが来月禁止になるので混ぜものとしてRRがより存在意義を示すようになりました。
カリユガはバグースカ効果と共存ができるので、最終盤面をサベージからバグースカに変更することでより突破不可能な盤面にすることができます。この場合はバロネスが一時的に使えなくなるのでどちらの盤面にするかは好みです。
おまけ(ちょっとしたQ＆A)
Q.フォースストリクス2枚のほうが展開しやすいし
安定するのでは？
A.
枠があれば採用したいです。2枚あるとファントムフォースを主軸とする展開が可能なのですが、ファントムフォースのX縛りに泣かされたことが多々あるので自由度の高いスキップ主軸の構築にしてます。
Q.エトランゼじゃなくてなんでブレイズなの？
A.
この構築だと、相手の場に攻撃表示のカードがない且つ守備表示が鬼のように並んでいるときには後手からワンキルが不可能です。この場合、ブレイズが対象を取らずに一掃してくれるのでワンキルが簡単になります。
加えて、直接攻撃可能なことが功を奏して、ダイノルフィア相手にワンチャンス作れるカードでもあり、アーゼウスとも相性が良いです。
Q.先攻でもアーセナル効果でアルティメット出した
ほうが盤面強くてお得じゃない？
A.
先に出してしまうと、素材0のアーセナルを供給するためにアルティメットがどうしても0素材になってしまいます。3500の置物としてそれはそれで優秀なのですが、難なく突破されますし仮に生き残っても返しのターンで封殺効果を使えないのが致命的すぎます。
せっかくRR使うなら墓地6枚除外RUしてロマンを追求しよう！(なげやり)
Q.プレイのコツは？
A.
対戦相手のことを運だけ全持ちプレイヤーであると想定してプレイすること。カリユガさえ通せば9割勝てるこのデッキでカリユガで勝つための努力を怠ると余裕でしばかれます。理想はカリユガを出さずに他の妨害を丁寧に当てて勝ちきることです。
例えばこの構築だと承影を突破するのが困難なので承影を召喚させないようカリユガを我慢します。手札の龍淵効果をカリユガでは止められないので、考えなしに先にカリユガを出すと承影までつながってしまい詰みかねません。あくまで最終手段として最強の制圧効果を活用しよう。
Q.相性の良いカードは？
A.
・ラフィンパフィン(ほぼRR、スキドレ剥がせる)
・儀式サウラヴィス(マグナムートでサーチ可能)
・メタルクランチ(一枚初動かさ増し)
・未界域のサンダーバード(ワイズ素材、バック割り)
・カーテンライザー(レベル４闇、スケール)
・陰の光(RR要素多めの構築なら強いかも)
・深淵に潜む者(墓地利用デッキ対策)
・ダークリベリオン＋ダークレクイエム