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現在、日本での痴漢犯罪は年間3,500件程度と言われています。
報告されている盗撮の被害も3,000件以上、そしてその多くが駅構内での被害であることがわかっています。しかしそのうち通報している件数は約10%と非常に暗数が大きい問題です。
通報しない理由としては、「フリーズ現象」「ショックな事態から立ち直るのに時間がかかった」「恥ずかしかった」「遅刻するから」「面倒だから」「捕まえられないと思ったから」「周りに迷惑だから」といった、これまで被害に口を塞がれ続けてきた結果、諦めてしまっているコメントが目立ちました。
また、被害の詳細を確認してみると、何年の前のことであっても正確に起きた月と沿線名、駅名、どのような被害にあったかの詳細が記載されていました。これまで黙ってきたそのことがどれだけ心に大きな傷を残しているかが読みとれます。
痴漢の被害は黙っていても無くなりません。
痴漢レーダーに登録された被害データは、鉄道会社、パトロール警備、警察に共有し撲滅に向けて働きかけたいと考えております。
痴漢は被害者・加害者だけの問題に見えがちですが、電車でも駅でも、被害を止めることができる第三者がいる空間で起きているのだということを、改めて考えるべきです。
自分の家族、大事な友達が被害に遭う可能性、また女性だけではなく男性の被害者もいます。
見守り機能を通じて多くの方に、ご利用頂けたらと思っております。
ぜひご家族やお友達にもすすめてください。