UXデザイナー見習いのmanabie 8 ~KJ法1~
みなさん、こんにちは。
MedibaのUXデザイナー見習い、ラドクリフです。
今回は、KJ法による単位化 → 抽象化 → 親和図の作成を行いました!
その学びをアウトプットしたいと思います。
今回のブログの構成
①アウトプット
②フィードバック
③振り返り:自身のレビュープロセスの改善点
④振り返り:守破離の「守」に立ち戻って新たな学び
⑤NEXT ACTION
今回も、この5つのプロセスでいきたいと思います。
①アウトプット
今回のアウトプットは「スマホ決済のプレスリリース」に対して、KJ法の単位化→抽象化→親和図の作成を行いました。
②フィードバック
これについて、師匠にもらったフィードバックがこちらです。
抽象と具体の梯子の行き来をもっとする
抽象化をする際に、書かれた事実より飛躍した解釈になっている気がします。
まずは要するに何が言えるの?に立ち返る事が大事かなと。
抽象化した後にその抽象化したもの同士の組み合わせが固定化されており、そこの見直し作業などはあまりやってないように感じました。
抽象と具象の梯子を上り下りしながら、俯瞰で見たり、寄って見たりする事を意識してみてください
演繹的にのみとらわれず、帰納的に他の見方を何度も試す
親和図を作る際には、帰納法で抽象化したものの相関・因果・類似とかを見る
ユーザーって軸でみるとこれとこれは近い
一方でお金って軸だとこれだよな。といった感じ
上記のような感じでつけたり離したりするんだが、ラドは一回このグルーピングをやったら、見直してみたりをしてない気がします。
③振り返り:自身のレビュープロセスの改善点
フィードバックをもらった上で、自身を振り返ってみると、まさにそのとおりだと思いました。
具体と抽象の梯子
具体から抽象に行く際に「こんな感じだな」といった自身の考えを一度書くとどんどんそれで進めていき「できた!」といった感じになります。
しかし、後ほど「抽象→具体」の方向で見直してみると「本当にこの抽象から具体を言えるんだっけ?」と思ったり「この具体をまとめて抽象化すると、この抽象化の言葉が最適なんだっけ?」となることが多々(というか、結構9割ぐらいの頻度で)ありました。
演繹的にのみとらわれず、帰納的に他の見方を何度も試す
これは、結構普段から仮説を立てて人と接するという自身の癖もあるのですが「こうだろう」という主観を強く持ったまま、その主観の論理補強に走ってしまいます。
しかし、KJ法やUXは、帰納法的に取り組むことから新たな発見をするプロセスであるため、演繹的にのみやってしまうと、自身の考えや固まった視点からしか物事を見れなくなってしまう可能性が高まります。
それでは、本来の目的とは異なってしまうため、帰納的なやり方を身につけていかなければいけないと感じています。
④振り返り:守破離の「守」に立ち戻って新たな学び
あらためて、発想法を読み返しました。
そこには
最初に大分けしてはいけない=必ず小分けから
空間配置が終わったら、その内容を口頭で発してみる試みをとる
首尾一貫して理解しやすい配置が2,3種類は多々見つかる
並べ方が一種類ではないからといって、完全に主観に支配された不定形のものではない
とありました。
1種類だけしか作らないことが主観の表れではないといっているものの、小分けから始めて(=帰納法的)実施後に試すことを忘れない(=確認作業)ということがしっかりと書かれており、やはり「これでできた」という思い込みは排除し、どうかな、と視点を変えることをやっていくことが大事だと思いました。
⑤NEXT ACTION
今回、KJ法にトライし、まだまだこれをトレーニングしながら活かせると思ったため、次回は、
Try
・作った後に、抽象から具体へ降りていく
・作ったら、確認の作業を入れる(=口頭で言ってみる
・もう一種類作ってみる
この三点を実際にやってみます!
次は、KJ法を実施する内容から決めていこうと思うので、下記のような街のランドマーク商業施設のプレスリリースや大規模マンションに関するプレスリリースにたいして、KJ法を行っていきたいと思います!
ラド
ーー追記ーーーーーーーーーーーーーーーーー
UX師匠にコメントをもらい、KJ法を破ったことで結局何がわかったのか、記載していなかったので記載します!
KJ法でまとめた結果何が言えるのか?結局何がわかりましたか?
(1)作り手は「受け手にどう思わせるか」を圧倒的に考えて作っている
単なるプレスリリースはテキストの羅列であり、重要なメッセージはないと思っていた。そういう思い込みとは全く異なり、プレスリリース1つに多くの情報を詰め込んでいることがわかった。「何を受け取って欲しいのか」という受け手目線(=ユーザー目線)の内容がプレスリリース内には十二分にあることがわかった。
(2)UX視点を強化するには、受け手としているのではなく、受け手にどう思わせようとして作っているかを、考えることが大切
いつもは受け手として何も考えずに(プレスリリースなど)受けていたが、「受け手にどう思ってもらうか」を作り手がどのように考えて作っているのかという考えをもって対象をみることで、UX視点というのは初めて鍛えられるのではないか、と思った。
つまり、ユーザーでいることがUX目線が鍛えられるのではなく、ユーザーにどう受け取ってもらうかを作りて目線で考えることがUX視点を学ぶためには大事だと思った
KJ法に対する学び
・価値の抽象化が難しい
→考えることでそこに込められた伝えたいエッセンスを考えることができる
・伝えたい本質を初めて見ることができる
→文章や具体的な状態では「木」の状態であり、枝は何なのか、幹はどこにあるのか、KJ法を使うことで、初めてしっかりと見れることがわかった。
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