『シンデレラ』

２０２１年公開『ピッチ・パーフェクト』の監督ケイ・キャノンによるAmazon Original Movie『シンデレラ』。現代風にアレンジされ、昔ながらの童話「シンデレラ」をうまくリメイクしたミュージカルエンターテインメント映画。

良いミュージカル映画とは「曲」「ファッション」「メリハリ」が良い作品と私は思う。アップテンポのノリノリの曲や個性的でカラフルなおしゃれファッション、しんみりする場面とノリノリな場面がしっかりとメリハリがあるのが面白い作品と感じる。

オリジナルソングだけでなく誰もが一度は聞いたことがある超有名大ヒット曲の数々をカバーしていて楽しめる作品だった。ジャネット・ジャクソンの「Rhythm Nation」、クイーンの「Somebody To Love」、そのほかにもエド・シーラン、マドンナ、アース・ウィンド・ファイアーなど魅力的な曲ばかりだ。これらの名曲たちを「シンデレラ」という作品に組み込もうとしたことが素晴らしいと思う。

曲だけではなく俳優陣も超豪華。シンデレラを虐める継母ヴィヴィアンを演じるのはイディナ・メンゼル。あの『アナ雪』のエルサの声。王妃を演じるミニー・ドライヴァーは『ターザン』のジェーン・ポーターの声だったりとディズニー声優を起用し、国王役は第５代ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナン、三匹のネズミ役は超有名コメディアンたちなどなど。俳優陣たちの素晴らしい演技と歌声を十分に堪能することができる。

ファビュラスゴットマザーが黒人でジェンダーにとらわれないド派手なファッションで有名なビリー・ポーター。変身するところやドレス、どれをとっても超カッコいい。そして王子の友人のフラ・フィーが超カッコいい。ファンになった。彼らはもちろんカッコいいが、民衆のドレスやダンスがかっこいい。

～あらすじ～
現代風シンデレラ