『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
「スターウォーズ」シリーズの続3部作、3作目。
J・J・エイブラムス監督、2019年公開『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。
★意外と最近なのか★
一度映画館で公開当時に観に行った記憶がある。
2019年公開と聞いて、「あら、意外と最近の作品だったのね」とか思ってたけど、いってももう約3年、、、時がたつのがだんだんと早くなっている。
そして、レイ役を演じたデイジー・リドリーが結婚をされた(?)そうでとってもおめでたい。
★理解が一瞬遅れてやってくる★
ストーリーラインが少しわかりづらく、後々の情報によってやっと「ああ、そういうことなのね、、、」ってなる。少しそこが観づらい原因になっていた。(単純に理解力がないからかも、、、?)
いくつか疑問も残ってはいるのだが、続三部作最後の作品として、綺麗にまとめられていたので文句はない。『スターウォーズ/フォースの覚醒』から始まったこの続三部作。巷では酷評に次ぐ酷評を食らっているようではあるが、個人的には大好きな作品だ。「スターウォーズ」シリーズにより深くファンである人にとっては確かにしこりが残るようなものかもしれないが、私は特には気にならず、現代ならではの映像美やキャラクターの魅せ方が私に刺さった。
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※※※以下、ネタバレ注意※※※
★絆の物語★
この作品は全体を俯瞰してみているより、キャラクターに寄り添ったシーンが多いのかなと感じた。その影響でキャラクター同士のつながりがより深く描かれていた。
R2-D2とC3PO、BB-8とポー、ポーとフィンとレイなどそれぞれの物語が同時的に進んでいて胸熱展開が多かった。
ただ、個人的に「うーん」となってしまったシーンがある。
ポーとフィンとレイが砂漠の惑星パサーナ後において3人が
「俺たちはチームだ。手を携え。」
みたいなこと言ってたのに結構レイが個人行動してて「チーム!?」ってなった。まあ、そのときレイは自身のことやカイロレンのことで色々だったのは分かるけど、、、
そのほかの違和感としては
「ルークやレイアはなぜレイがパルパティーンの血筋だと知っていたのか」
である。レイの両親から頼まれていた?(そしたら保護してそう)それとも、フォースの力なのか?
フォースの力でキズとかいろいろ治してたけど意外とそういうのでも使えるのねってなった。今までの作品でそういう描写ってあったっけ?
ハックス将軍がレジスタンスのスパイだとして寝返っていたが、あっさりやられちゃって哀しかった。なぜ彼にスパイという役割を与えたのか少し疑問ではある。「カイロレンに負けてほしい」みたいに言ってるけど。。。ならもう少し彼を掘り下げてほしかったという気持ちがある。
あとは前作でフィンと大活躍をしたローズ。あれ?あんまりでてこないのね、、、あれほど前作活躍したのに、そこまで今作ではフィーチャーされなかった。
こう見ると意外と違和感はあるけれども、まあかっこいいから良し。
★リスペクト★
惑星キジーミがパルパティーンの手によって破壊されたシーン。惑星が爆散する俯瞰のシーンがいまどきではないような昔風なCGではない爆発の仕方をしていたような気がする。これはわざとなのか?旧シリーズを想起させるようなシーンだと私は感じた。
また、惑星オク=トーにおいてレイがルークの霊体から
「必要なものはそろっている」
とXウイングを海から取り出したシーン。うおおおおおおおってなった。
前作でちらっと映ったXウイングをこういった形でだしてくるのは大好きだ。
★キャラクターがいいよね★
カイロ・レン役でベン・ソロ役のアダム・ドライバーの細かい演じ分けがすごい。カイロ・レンのときの彼の表情とレイに救われたベン・ソロとしての彼の表情が全然違う。表情で細かな感情やキャラクターを演じるのがとてもうまい。ベン・ソロとして覚醒したあとのあの服装であのアクションするのカッコよすぎるでしょ、、、あのライトセーバーのシーンもよすぎるんだよなぁ、、、前作のスノーク戦を超えるカッコよさだった。
今作の個人的MVPはアダム・ドライバーだ。彼の演技に心惹かれた。
作品を良いものにするのは俳優たちが命を吹き込んでいるおかげなのだとこの作品を通し、再実感した。映画はやはり良いものだ。