『ブレット・トレイン』
※本編を観る際は微グロ注意※
『ブレット・トレイン』2022年公開、デヴィッド・リーチ監督、原作 伊坂幸太郎『マリアビートル』
★「動」と「静」★
コメディ・アクション・スリラーの配分がちょうど良かった。ネタになり過ぎずシリアスになり過ぎず、アクションはかっこよくネタも忘れず。メリハリがあって最後まで飽きずに観ることができた。
アクションでかっこよい「動」が続いたとおもったら、瞬間的にコメディな要素「静」が来る構成がこの作品を面白くしている理由だ。
★感情移入しやすい登場人物たち★
それぞれの登場人物のキャラクターをうまく描いているなぁと感じた。登場人物同士の会話やそれぞれの過去についてなど、それぞれのキャラクターがうまく描かれていたと感じた。
特にお気に入りなのは「タンジェリン(みかん)」と「レモン」の二人の関係だ。憎まれ口をたたきあっているがお互いのことを信頼しあっている。後半の二人がめちゃくちゃにかっこよかった。2人ともがトーマスやで、、、
★説明しすぎず、しなさすぎず★
上記の登場人物たちの説明にもつながるが、ストーリーなどの説明部分が説明しすぎず、説明しなさすぎずで分かりやすい物語だった。特に「なぜ」「どうして」がしっかりと描かれていた。
よくある”つまらない”映画の特徴。なぜその行動をとってるのか、どうしてその状況にあるのかなどが上手く描かれない「説明のしなさすぎ」や反対に余計な説明が多すぎて、情報が混雑してしまう「説明のしすぎ」が作品を”つまらない”ものにしてしまっている。
それがこの作品は登場人物のキャラクターやストーリーラインをしっかりと説明しつつ無駄な説明は少なくで、わかりやすかった。
★とんでも日本とカメオ★
まあ、なんか海外から見た日本ってこうよね、、、なんか慣れてきてしまっている、、、だが「千円する炭酸水」のようなどこかありそうで分かるようなリアリティもあってなんだか面白おかしかった。
カメオが豪華すぎる、、、『デッドプール2』に似た何かを感じるなぁと思っていたら、監督同じやないかい!!!そりゃ似てるわ。