『Mr.ノーバディ』
イリヤ・ナイシュラー監督2021年公開『Mr.ノーバディ』
キアヌ・リーヴス主演の『ジョン・ウィック』の脚本家デレク・コルスタットと制作のデビット・リーチが制作陣にいてガンアクションがかっこいい。
朝にランニングし、火曜のごみを出し忘れ、会社で経理の仕事をする。そして家に帰り一日を終える。そんな同じ日々を坦々と過ごす地味な男が実は超やばい奴だった!?!?
キレたらとんでもなく強いとか普段は力を隠してるけどいざというときに本気を出すとか、そういったのは憧れというか見ていてスッキリする。普段のさえない姿と覚醒したときの渋い姿のギャップにしびれる。
初めのほうが少し冗長に感じてしまった。ただそう感じるのある意味思うつぼであるのかもしれないと私は感じた。なぜならばこの物語の主人公ハッチ・マンセルは普段はとにかく地味で平凡な男なのだ。そういった面を強調するための冗長であると考えられているのであれば感心だ。始めがそうだと感じた結果、後半の畳みかけが息をつく間もないほどでガンアクション、カーチェイスとド派手でかっこいいの嵐だった。
~あらすじ~
地味で退屈な男ハッチ・マンセル。彼は毎日毎週同じようなルーティンでランニングしたり、火曜日のごみの日を忘れ、工場の経理の仕事をする。家では妻にも息子にも距離を置かれている。とことん地味で何者でもないようだ、、、ある日そんな日常のなか強盗が家に入る。侵入した強盗に対し、彼は何もすることができなかった。たった20ドルと時計を盗まれ、止められなかったことを息子に罵られ、ばつが悪いハッチ。娘から大事にしてた猫のブレスレットがないと言われ、彼を意を決して強盗の家に殴り込みに行く。さらにはバスで居合わせたチンピラたちに絡まれ、大乱闘。彼の本当の正体とは、、、”何者でもない奴”がブチ切れる。
©Universal Pictures Japan