見出し画像

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』

2021年3月公開。2007年から公開されたエヴァンゲリオン新劇場版4部作の最終作。前作から約八年。庵野秀明総監督『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』

正直言うとよく意味が分からなかった。ただ面白かった。なにか考察をしようにもまずこの感想が先に出る。というか前作からよくわからん。また、私はテレビアニメシリーズを未視聴である。それらを含めて私の中には疑問ばかりが残り、その疑問がなぜ浮かんでいるのかさえも理解できないのだ。

なのでこれから書く文はほぼ限りなく間違っているかもしれないし、あくまで私の感想であることをゆめゆめ忘れないようにしていただきたい。このエヴァンゲリオンという作品自体解釈の余地を大きく残すタイプだと感じる。疑問ばかりの脳内でも何かを学ぶことはできるだろう。

アニメシリーズや新劇場版での私たちの役目は彼ら主人公を俯瞰で見る第三視点であり、彼らを映すカメラ役である。あくまで私たちは現実・リアルの側であり、エヴァンゲリオンは虚構・バーチャルに過ぎない。この作品でもそれは表れていたと思う。しかし同時にこの作品はバーチャルの中の登場人物であったのみのシンジ、レイ、マリ、アスカ、カヲルたちを限りリアルの世界へと近づけるための物語であったのではないか。そして作品は私たちをカメラ役としてではなく、それらをさらに俯瞰的に見たリアルの側とし、バーチャルのガワとしても機能させている。リアルの私たちとバーチャルのシンジたちを限りなく平面上に融合させている作品なのではないだろうか。

先ほども書いたがあくまで個人の感想である。そして、自分で書きなぐっておいてなんだが、自分でもよくわかっていない。ただこの物語は作品として面白く美しく、そして素晴らしい。

~あらすじ~
あなた自身の目で見て、あなた自身の解釈をしてください。



いいなと思ったら応援しよう!