『ゴースト・イン・ザ・シェル』
2017年、士郎正宗 氏の漫画『攻殻機動隊』を原作にしたアクションSF映画のルパート・サンダース監督『ゴースト・イン・ザ・シェル』
電脳技術が発達し、サイボーグ化が当たり前になってきた近未来。目がズーム機能があったり、光学迷彩機能だったり、かっけえ、、、
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~あらすじ~
電脳技術が発達し、人々は自らの身体を義体化することが当たり前になっている近未来。脳以外を義体化した少佐は「公安九課」という組織に配属される。「公安九課」はサイバー犯罪やテロ行為を取り締まる部署で仲間であるバトーらと日々任務に励んでいた。ある日少佐たち「公安九課」はとあるサイバー技術の破壊をもくろむテロ行為の捜査に当たる。そこで謎の男クゼと遭遇する。「ハンカ社と組んだら破滅だ」そんな言葉を残し、姿を消すクゼ。はたして彼の目的とは。
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音楽、映像、キャスティングとすべてに感動がある。
映像美として夜のシーンや暗い室内のシーンが多いのだがそこにネオンのような街の明るさや部屋の調度品などがあることによってそこに近未来感が出て美しさも感じる。少佐が海中に潜るシーンがあるのだがそのシーンのクラゲなどの海洋生物と海面のネオンの光がマッチしていて思わずため息が漏れた。
公安九課の大佐、荒巻大輔役を演じたのはビートたけし。作中はもちろん日本語をしゃべっていて字幕がない。あの髪型が似合う人はなかなかいないだろうな。
そして主人公、少佐役のスカーレット・ヨハンソン。とにかくカッコいい。彼女はミステリアスな役柄が多く、『LUCY』だったり『アベンジャーズ』ブラックウィドウだったりと魅力の多いキャラを多く演じている。
全体を通して「人形」にフォーカスが置かれていることが多いと感じた。少佐は脳以外が全て義体化していて本人自身も自身が機械であるのか人間であるのかわかるなくなることがあるようだ。全身機械という意味では人形に近い。そして、クゼ。ひな人形、芸者人形など人形が多く登場している。「人形には命が宿る」ということはとても有名なことだと思うが、それを意識しているのだろうか。
原作を知らないので比べて評価をするということができないが、これほど素晴らしい作品であるならば原作も読んでみたい。
©東和ピクチャーズ
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