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英雄か?悪党か?辛党か?甘党か?


なんかミセスグリーンアップルの新曲"コロンブス"のミュージックビデオが差別的な演出が含まれてるんじゃないかって騒がれてるよね。

んー、

まぁ、

どっちの意見もわかるんだよ。

だってコロンブスって良い面と悪い面があるらしいんだよな。

良い面としては、

僕らがよく知ってる"アメリカ大陸の発見"。

これ、

何がすごいって、

そもそも2000年ほど前(ちょっとあんま詳しく知らないけど)は、

地球は平らだと思われてたわけ。

ポケモンのマップみたいに。

だから、

最果てに行けば滝のように水が流れ落ちてるって考えられてたんだよ。

ただ、

その中でも地球は丸いんじゃないかって考えてる人も何人かいて、

その人達は迫害されてたんじゃないかな。

何言ってんだこいつって感じで。

そんな中、

コロンブスはただアメリカを発見したわけじゃなくて、

ヨーロッパの人たちのいる東側じゃない。

西側ルートから発見されてなかったアメリカ大陸の端を発見したのよ。

おかげで地球は平らではなく球っていうのがわかったのね。

彼は当時インドに着いたと思ってたらしいんだけど。笑

まぁ、

これを成し遂げるには相当な苦労があったと思うんだよな。

だからまぁ、

"コロンブス"の中にもあったけど、

  コロンブスの卵

っていう言葉もできてきたんだよ。

コロンブスの卵っていうのは、

簡単だろって思ってることでも、

最初にやることはすごく勇気のいることって意味なんだけど、

例えると、

屁をはじめにした人はめっちゃ怖かっただろうな。

みたいなイメージ。

まぁそーやってコロンブスはアメリカを発見した後、

彼らを発展させるまで至ったわけなんだけど、

この"発展させる"これはあくまでコロンブス側の視点なわけよね。

ここでアメリカの独立戦争の話になるんだけど、

18世紀に起きたアメリカの独立戦争(流石の僕でも知ってる)。

独立を勝ち取ったアメリカは、

"非イギリス的なシンボル"を欲してたわけ。

そこにちょうど抜擢されたのがコロンブスなんだけど、

このコロンブス相当美化されていて、

「英雄」「勇敢」「天才」などと評されてるんだけど、

これはあくまで神話上のコロンブスであって、

実際のコロンブスはアメリカの地に一度も足を踏み入れず、

先住民に対する残虐行為、

子供や高齢者、

妊娠中の女性などを虐殺したことについては一切触れられていないんだよ。

そんな中1960年代の公民権運動にて転機が訪れる。

コロンブスの歴史を再調査と神話の訂正、

及びそれまで語られることのなかったコロンブスの虐殺の歴史を広め始める動きが徐々に広まったんだけど、

それによって先住民の虐殺などの歴史を見直すことになったんよ。

つまり、

アメリカ(ネイティブアメリカン)側からしたら、

迫害されてきた歴史があるから、

コロンブスは許したくない存在なわけ。

そんな中、

ワールドウェイドに活躍しているミセスが"コロンブス"を発表して、

加えて、

小洒落た格好をしたイケメン兵隊達がやってきて、

猿達にさまざまなことを教えるって感じのMVだったんだよな。

まぁ、

教科書でのコロンブスはアメリカを発見したすごい人として書かれているから仕方のないことではあったかもしれないけど、

"コロンブス"って題名は一定数の人たちにはよくないワードだったのかもしれない。

ただ、

この時代背景があったとはいえ、

歌詞はそんなに過激な者じゃないと思うし、

むしろ逆に平等を掲げるメッセージの様な気もするから、

ここまで叩かれる必要もないんじゃないかとも思う。

なんなら、

この件でこのMV以外を批判することは許されないと思う。

あまり深く触れないけど例えば、

グールプ名だったり、

キャリアだったり、

それを批判するのは、

偽りの正義感が一人歩きしてるだけなんじゃないだろうか。

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