【いつもすぐ死ぬヤツ】 #970

子供の頃から特撮ヒーローものを観ていてよく感じていた事を思い出すよ

仮面ライダーはもちろん好きだけど
ショッカーの黒い連中
普通の人間よりは強いのかもしれへんけど
仮面ライダーからしたらザコですやん

簡単に抹殺されてしまう

そこで思うのが
どういう理由でショッカーに入ったのか知らんけど
皆んな元々は普通の人間で
お母さんが大変な思いをしてこの世に誕生した
中には喜ばれない子も居たかもしれないけど
それでも産んでくれたお母さんが居るわけだし
何だかそれを考えると切なくなってくるのね

あのヒィーって言ってる人は子供の頃はどんな子やったんやろとか
学校ではどんな子やったんやろとか
友達とケンカしたり仲良くしたり
笑い合ったり奇跡の100点取ったり
色んな思い出があったろうに

最期がヒィー言うて仮面ライダーにキックされて殉職って
切なすぎる


ウルトラマンシリーズの特に怪獣も観ていて切なくなる
全然知らん星に偶然なのか無理矢理なのか現れて
きっとパニックってると思う
町を壊してやろーなんて大して深く考えていないと思う
怖いんだと思う
それに腹が減っていてそれを食べたら人間にとっては大変な状況になる
多分ほんの些細な事だと思うのに

最近増えた街に現れる自然動物
イノシシやサルやシカ
捕獲して山に返すパターンもあるが
中には殺傷処分される個体もいる
あくまでも人を守るために
構図的にはウルトラマンと似ていると思う

ケモノが街に降りてきてしまう理由を作ったのは人間なのに
大した対策もその後もしているようには感じない
ウルトラマン的な猟師が増え過ぎたそれらを捕獲し殺処分するのみ
増えないようにする対策があまり取られていない気がします
あくまでも素人の考えですが

怪獣の話に戻りますが
ある意味可哀想なんですよね怪獣
しかも現れて数日以内には殺処分される
ウルトラマンが現れたらもう3分以内には殺されてしまう

切なくなります

子供の頃の可哀想の気持ちの疑問が大人になり分析した結果の講釈でが
ホントに子供の頃
可哀想やなぁ
痛いやろなぁ
悲しいやろなぁ
そんなん思いながら観てました

こういう思いがありつつ大人になった結果
アクションモノの特にハリウッド系の作品は観たくないので観ていません

悪いヤツの手下である人間が
あのショッカーのヒィーの如く
銃や爆弾でボッコボッコ殺されていく
こちらは生身の人間
殺してるのも
殺されているのも

あっあの殺された体格の良いオッサン
実は家に帰ると超がつくくらい満点パパで奥さんの事も愛している
自分は危険が伴う仕事だが
その分給料も高く
退役軍人であった彼には打って付けの職業だった

しかしそんな彼もまさかこんなにも大規模な戦いになるとは想定しておらず
その油断から彼はアッサリと銃で撃たれて死んでしまった
画面に映った時間はおおよそ17秒程度

残された奥さんや子供たちはこれからどうやって生きていけば良いの

奥さんはメキシコ移民で小さい子供も含め3人の子供が居る
そんな状態でどれ程の稼ぎができるのか
しかも英語も得意では無い


結局
仮面ライダーでも
ウルトラマンでも
アクション映画でも
カーストの低い生命は軽視され
それらの気持ちは反映されず
使い捨てされる


普段の生活でもきっとそんな人々は存在し
まともに話も聞いてもらえず
かろうじて地球に存在している



ほな！