【最初に読んで】ガットが合っている状態とは?

プレー中に「ガット」調整の出来で、調子を左右されるのはテニスプレイヤーなら周知の事実。

とはいえ「ガットが合っている状態とは何?」とか、そもそもどういう状況が合っているのを指しているかわからない方も多いですよね。

ただ「ガットが合っている状態」を理解できていないと、必要以上にガット代を浪費してしまったり本来なら得られただろう試合経験値を得られずに敗退してしまったりするため、当たり前のこともあえて文字に起こしてまとめてみました。

本記事で「ガットが合っている状態」について理解し、ぜひ自分のプレーに役立ててみてください。

■ガットが合っている状態とは


ガット(ストリング)が合っている状態を細分化すると、

①自分の感覚にフィットしている状態
②ラケットとのバランスが良い状態
③ショットに安定感がある状態

のいずれか、もしくは①~③が重複している状態に分類できます。


①自分の感覚にフィットしている状態

飛ばしたい時に飛ばせ、スピンを掛けたい時に必要なだけ掛けられる「気がする」という状態を指します。

打感的には「衝撃感が少なく」、抜けはしないがスルっとボールが飛んでくれる状態でもあります。

別記事でも解説していますが「強い手応え」がある場合は、基本的にはフィットしていない状態であることを断言しておきましょう。


②ラケットとのバランスが良い状態

「ラケット×ストリング」に相性は多かれ少なかれ存在すると思います。

一般的には飛ぶラケットには収まりのよいストリング、飛ばないラケットには飛びを出しやすいストリングを選ぶのが好ましいとされています。

しかしながら、プレイヤーの体格・年齢・プレースタイル・嗜好の影響も受けるため「絶対にコレ!!」といったルールはありませんが、おおよそ条件が似ているプレイヤー同士の場合は「好みが似る」ことがほとんどです。

自分に似た体格の選手を探し、どんな目的で道具を選んでいるのか参考にするのも上達を早めるポイントと言えます。


③ショットに安定感がある状態

シビアな話ですが、テニスを競技として取り組むのであればまずは「①②以上に③を重視」しましょう。
というより、③が出来ていれば①②も勝手についてきます。

「適当に打っても、なんとなく深く入る」「力まなくてもボールが飛ぶ」「失速感が少ない」「軌道の上げ下げがし易い」「相手のスピードボールに打ち負けづらい」「クロスボールを打ち続けやすい」等が、自覚症状になります。


■「道具選び」がテニスキャリアをかえる


現在持ち合わせている知見が「ジュニア時代の自分」にあればもっと違ったステージで戦えていたかもしれないと思いながら文字に起こしていて、

なんせ僕自身がバックのクロスが打てなくて高校3年間悩んでいたのに、大学1年の夏に偶然ピュアドラを打たせてもらったら、2球でバッククロスが打てるようになった経験をしています(笑)

なぜ起きたのか、予防策は何だったのか、さらなるレベルアップのためにはと、その瞬間から今の今までラケット・ガットはじめとした道具の魅力に憑りつかれていきました。

僕は僕なりに現在も「テニスを通じて自己実現」を目指しているわけですが、同様に熱意をもってテニスに取り組む皆様も一度「ラケット・ストリング・シューズ等」の道具の観点を見直してみてください。


●さいごに

「適当に打っても、なんとなく深く入る」「力まなくてもボールが飛ぶ」「失速感が少ない」「軌道の上げ下げがし易い」「相手のスピードボールに打ち負けづらい」「クロスボールを打ち続けやすい」等が、自覚症状になります。

↑前の大段落③より

ラケットを固定して違うガットを試打しまくる&ガットを固定していろんなラケットをつかいまくることで、③の状態を見つけるのが最も失敗のしない道具選びの方法です。

が、現実問題なかなか難しいため「RACKET LABO」や「ぺんてぃ」として情報発信をしつづけてきている理由です。

持っている知識をコラム形式で「note」に残していくので、ぜひ僕の脳みそを吸収していってください!





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