
世間での実力は...
2021/07/17
世間での実力は...
美浜サーキットで開催されたJKレーシングさま主催の2時間耐久レース。ピット回数5回、述べ6ドライバーでの戦い。何度も参戦してはいるものの、時には全日本の選手も登場し、強豪が行く手を阻む。容易に前に出ることが許されない。
コンディションはドライ?湿度は85%。夜露が降りている。徹底した減量と考え抜いた作戦で2時間走破に挑む。ファーストドライバーは園長キムタク。2LAP目の最終コーナー、ライバルカーが突然スピン。行く手を阻まれ追突しながらも先を急ぐが、既に6番手。早々に勝負権はなくなったのか?後から聞いたが大観もやらかしかけたらしい。更に表彰台は遠のく。2ドライバーでの交代になるため、一度走り出すと打ち合わせすらできない。伝えたいことはホワイトボードに記して託し、自分はベストを尽くす。ノーミスに努め虎視眈々とオーバーテイクチャンスを狙い、逸る気持ちを抑えて周回を重ねる。湿度85%2ドライバーの2時間耐久は堪える。
5回目のドライバーチェンジを終え、最終スティンは大観選手。丁寧な走りとノーペナルティーが功を奏し暫定2位。トップとのギャップは+26秒。続いて先頭車両がピットイン。ギャップは...ー11秒。先頭に出た。「大観、守りきれ!」終盤、大観は絶好調になり、Fastest Lapに迫るタイムで周回を始めた。掲示板のタイマーが0:00:00を表示し、最終コーナーから現れたのは12号車の大観だった。嬉しかった。ジョークが好きな彼だが、このホームストレートはまっすぐ走ってきた。振り下ろされるチェッカーフラグ。ギャップー15秒。
スプリントレースではなく、親子で上がる表彰台。レース歴が全く無かった父親に感極まる経験ををありがとう、大観。表彰台等の壁紙に似合いそうな写真もあったが、自分にとってはこのタイトル写真のピットロードで握手したこの瞬間が最高だったよ。