
熱血あっくん - あんたもや
2020/03/01
今週もカデットクラス(小学生クラス)を中心にATEAM Buzz TEAM は練習に励む。
「あんなぁ、お前らぁ、ちょっと集まれ。」
子ども達がゾロゾロとあっくんの周りを囲む。
「あのなぁ、もうちょっと頭をつかってな、走られへんのか?」
「おんなじ走り方をダラダラと繰り返すだけやったら時間の無駄やからもう練習やめぇ。タイヤがもったいないわぁ。お父ちゃんたち高いタイヤ買うてるんやで。」
子どもたちの表情がこわばる。カートエンジニアのあっくんの愛のムチ。ライン取りも説明も遠回りが大嫌いでいつも直球勝負。カート理論に精通しドライバーのステージに合わせた鋭い指導ができる。しかし一切カートには乗らないのが不思議だ。原付バイクに乗ったら誰も前に出られないほどなのに。
「今遅いから何か試してないことを試すのが練習やろ!?」
「速くないから練習するのに、毎回おんなじ走り方してたら速くもならんしガソリンのムダや。」
その通りだ。檄が続く。そして子どもたちの傍らに立って優しい目で見守る園長。
「あんたもや。」
あ、あんた、も。!?...。う~む、...俺もか。息子に毛の生えたような年齢のお兄様にあんた呼ばわり。「お前らちょっと集まれ」は子ども達だけではなく頭を使っていないドライバー全員の様だった。その後、前後左右に頭を使って走ってみても大差が無かったので、頭の使い方が違ったようだ。
年齢的に上であっても言葉を選ばれると確信がぼやけるので子どもたちと同じように直球で指導願いますと事前に申し入れてあります。
自分は習い事をするときには必ず先方にそう伝えるようにしています。
申し入れをしなくてもこういう人物であったという事に気づくのにはそう時間はかからなかった。