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キムタク号納車

2019/04/29

 人生の転機となるレーシングカートが納車された。喜びとやってしまった感が入り乱れる。そしてShakedown。久しぶりに搭乗するKTマシン。でも今回は体に合っている。足も伸ばせるし、シートもきつくない。これはマイカートだ。
 エンジンは新品の為慣らしから入る。回転数を上げすぎずにアクセルワークのみで加減速を繰り返す。この時点で加速の違いをかなり感じる。同じフレームにMZエンジンを搭載した耐久レースには何度か出場して慣れてきたような気でいた。今思えばこの頃でも全く荷重をわからずに乗っている。エンジン全開していったらどうなってしまうのか。そしてその時は来た。

「木村さん、もう全開でいいすよ。思いっきり行っちゃってください。」

 耐久レースの時のように走ればいいんだ。そう思ってホームストレートを駆け抜けていくやいなや、想定していたスピード域を超えていき「速いっ、速すぎるっ」やっぱりKT100エンジンはMZとは違った。怖い。恐れおののいてコーナー手前から本能的にアクセルオフで減速し、(←間違い)しかも壁が怖くて無意識に体をイン側に。これで最もグリップをしない状況が完成。迫りくる1コーナーの看板。荷重のないコーナリングなのでカートは曲がりもせずにスライドをはじめる。そんな乗り方すれば誰でも怖い状態に。ホームページにも書いたがスピードを作って落ち着いてからコーナーに入るのは最も曲がらない進入だから、最初に治すところかもしれない。そんな間違った乗り方をしているのでタイムは50秒切ったくらい。当時、42秒を切らないと高速走行車両(レーシングカート)と認められないので、下位の走行枠での練習だった。カートの華形SSクラス仕様のカートであるにもかかわらずレンタルカートのSodiより遅かったような...。

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