チャラ男大好き!愛すべきBarney Stinson:Steven Hyde, Patric Melroseとの比較
バーニーの過去が暴かれる回、芸術的すぎた。
純粋に育まれていこうとしたシャノンとバーニーの愛は、一瞬で壊れてしまった
泣きながら歩くバーニー、この頃は乱暴なこともしなそうなのに無理してゴミ缶を蹴る
SUIT UPのチラシを押しつけられて、現在のバーニーになっていく様子はさながら007の悪役だった
HIMYMはシットコムだから、そこまでリアリティもないし、後半のシリーズになるとストーリーもたいして面白くないんだけど。このバーニーがいかに闇落ち(?)したかを見て、もっと暗い映画になってもよかったんじゃないかと思った
コメディタッチで描かれているからバーニーのone night standは笑えるが、Benedict Cumberbatch主演のPatric Melroseはリアリティ版バーニーと言えるだろう。
Patricはお金持ちで働く必要がないセックス依存症。毎日と酒・ドラッグ・女に明け暮れる日々。その快楽が彼を蝕んでいく様をPatric Melroseではまざまざと見せつけられた。
真剣にバーニーのことを考えれば彼はPatricと同じセックス依存症だと思うし、一番彼に必要なのは心療内科なんだけど、そうもいかないのが難しいところ。
女性を人間とみなさず、遊びまわるキャラクターは大変女性軽視的だし、きっと今の番組では作れないだろうなあ。
バーニーを見てもう1人思い出したのが、That’s 70s show のSteven Hyde
Stevenも結婚反対、一夫一婦制に意を唱える女たらしである。
彼のヒッピー的な性観念、男らしさ、危なっかしさ、そして優しさが大好きなんだけど、バーナーにも優しさがあり、通じるものを感じた。
シャノンと別れた時のヒッピー風バーニーを見て、Hydeが脳裏に蘇った。バーニーは1974年くらいの生まれで、ヒッピー風バーニーは1993年の話。一方Hydeは1970年代にはもう高校生だった。
年代が少しずれてはいるんだけども、バーニーのキャラ作りに生かされてるのかも?
Hydeはいつもだらしない格好をしており、そこがいいんだけど、バーニーはいつもスーツを着ている。
バーニーのスーツが好き。毎日スーツしか着ない。そしてこのスーツが似合っている。毎回いろんな色合いのスーツを着ており、目が楽しい。スーツは、ある意味生活感を出さない服なので、バーニーのセックス遊びの生々しさをここで釣り合いをとっているのかもしれない。
バーニーのウインクは実に魅力的!歌にも魅了された。
バーニーがスーツを着るようになったきっかけは、シャノンの年上彼氏にあったわけだけど。womanist のバーニーがシャノンとのことがトラウマでスーツにこだわりだしたとしたら、とてもかわいいなと思う。
Hydeは多分、気に入らない女は殴っているが、バーニーは殴らなそう。Hydeもバーニーも女性をものとして見ることができない。バーニーはone night stand でセックスするまではとても優しくエスコートして、最大限コミットしてるように見える。恋愛感情を持つ期間がものすごく短い人なのかもしれない。
上記のような危ない男を、画面の上でニヤニヤ見るのが好き。