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【ビリヤード】ナインボールの魅力

ナインボールやったことありますか?
日本国内でビリヤードをやったことがある人なら、最低でも1回はやったことがあるルールだとおもいます。
今日は、ナインボールの難しさと面白さ、ゲーム性から考える魅力的な部分を書き綴っていきます。

正直、ナインボールは難しい

テーブル上は9個のボール、番号順にポケットにシュートしていくゲーム。
途中で9番を狙って入れることもあれば、ブレイクで上手いことポケットされて勝利することもある、そんなゲームです。
ただ、番号順にポケットしていくゲームはやっぱり難しいです。

世界で戦うプロでも難しい

世界大会をYouTube等でみたことはありますでしょうか?
世界中のプロが集まるUSオープンやUKオープンなど大会自体はいろいろありますが、そんなプロでもノーミスで全てを取り切る、9番を入れ続けるなんていうシーンをあまり見たことがありません。
世界大会レベルであれば、9番を先に11回か13回入れれば勝者となれるゲームですが、13対0のゲームみたいなものはみたことがないです。
どうしても途中で「セーフティ」をして相手にターンを回す、シュートミスから相手に全てを取り切られる、そんな駆け引きが生まれています。

ナインボールの魅力はどこにあるのか

個人的な主観と周りから聞いた話をお伝えしていきます。
ちょっとタイプ別にしていきますので、自分のタイプを見つけるのも面白いかもしれません。

(1)慎重派+論理思考タイプ

ブレイクをした後のボール配置は100%全く同じ状況になる、ということはほぼありえません。ブレイク後のボール配置を見て、何番をどのポケットに入れるという思考回路を巡らせますが、途中で力加減やフリミスをしたときに「ここはバンクで攻める」「セーフティで一回守る」と常に考えます。
1球ずつ考えるので、少し撞くのが遅くなることもあります。

(2)攻めっけ+再現性タイプ

ブレイク後や相手から回ってきた時に、基本的に攻めて確実に9番までミスなく落とし続けるタイプです。
もちろん、脳死でやっているわけではなく思考を巡らせた上で「全然攻める余裕あり」と考えている人が多いように感じます。相手にすると厄介なタイプと言えるかもしれません。回した次の瞬間から取りきられていくので待っている側としてはプレッシャーがかかりやすくなります。
ちなみにこのタイプの人は、難しい状況をクリアして勝利を獲ることを楽しんでいるようです。

(3)ルーティーン+再現性タイプ

超安定型タイプと一言でまとめられます。一定のストロークスピード、間違いのないショット選択、攻める時と守るときの選択。
全てを安定してできるようであれば、ほぼプロ級ではないでしょうか?
もちろん自分の中で無理な球をつかず試合で勝つためにはどうしたらよいかを常に考えているタイプなので再現性も必然的に上がっていきます。

(4)芸術家タイプ

試合では絶対に使わない球の選択肢でナインボールします。
「普通セーフティする球」でさえ、シュート狙ってきます。空クッション、ダブルバンク、コンビバンク、的球スリークッション……。
もはやアーティスティックビリヤードの世界ですが学ぶことは多いです。
ちなみにこの手のタイプにセーフティの考え方、やり方を聞いてみると芸術的なセーフティも出来ます。球に対する理解度が異常に高いので新しいイメージが身につくかもしれません。

僕が思うナインボールの魅力

どのタイプも全てビリヤードを楽しんでいます。
僕の中でナインボールはパズルの様なものだと思っています。ブレイク後の配置、相手から回ってきた時の配置、全て違います。そこから思考を巡らせて「如何にして取り切っていくか」を考える時間が好きです。
そこから攻めるのか守るのか、取りきれるかは練習次第ではあります。
・ポケットして全てを取り切るのがナインボール。
・全てを取りきらずともコンビが上手で9番コンビを確実に決める。
・いっそのことブレイクエースを狙ってブレイクする。
・ブレイクの配置を90%の再現性で取り切る。
どんなナインボールも魅力的でプレイヤーそれぞれのスタイルが出てくるところなので面白いところでもあります。
自分の中で好きなプレイスタイルを見つけてその人に教えてもらうのも上達の近道だとおもいます。

まとめ

ナインボールは非常に難しいゲーム性ではありますが魅力的な部分はたくさんあります。初心者の方にはあまりおすすめできるゲームではないのですが、使用するボールが少ないけれども奥が深いゲームとなっています。
他のゲームの魅力もどこかで紹介していきたいと思います。

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