ビリヤードにおける賭け事
ビリヤードとお金に関するちょっと不思議なお話です。
今回は、ビリヤードをするのにコスト的にどのくらいかかるの?といった内容とは違って、「賭け球」と呼ばれるものです。
ちなみに個人的にはあまりやりたくないビリヤードです。
賭け球の代表ゲーム「ジャパン(5-9)」
「ジャパン」というゲームを聞いたことはありますでしょうか?
別名で5-9(ゴック)なんて呼んだりすることもあります。
基本的なルールはナインボールと同じですが、5番と9番のボールが「点球」になります。
5番を四隅のコーナーポケットに入れると1点、真ん中に2つあるサイドポケットに入れると2点となります。9番の場合は倍の点数です。
球をもうひとつ増やして「ゴッテン(5-10)」
ナインボールではなくテンボールで行うルールでゴッテン(5-10)というのもあります。ルールは先程の内容で、5番と10番が点球となります。
倍率は人それぞれ
点数の計算方法は人数によっても変わるので、細かい内容は省きます。
賭けの倍率は人によって変わると思いますが、点100円とか500円とかそんな感じの話をよく聞きます。倍率は人それぞれです。
ちなみに動くお金の金額は5000円からスタートです。点数で大勝できれば数万円を2時間ほどで稼ぐことができます。
上手い人ほど、点球をコンビで入れ続けたりすることができるので、獲得点数も大きくなり、金額も比例して大きくなります。
お金をのせる?
先程のジャパンと呼ばれるゲームは複数人でやるゲームの中で行う賭け球ですが、「お金をのせて撞く」というものがあるらしいです。
よく聞くのは、上級者に挑戦するときなどにナインボール5セット先取のゲームで500円払うので勝負させてください。的なお話です。
こちらも金額は人それぞれでしょうが、そういう文化があったみたいです。
賭け球に反対はしないけど同じレベル帯で
昨今では、アマチュア選手のクラス分け問題なんかもありますが、賭け球をやる時は、納得した上で同じレベル帯でやる分にはいいのではないかと思います。
上級者にチャレンジするのもいいとは思いますが、そこでお金を取られてビリヤードができなくなる、最悪の場合、身を滅ぼすくらいならやめたほうがいいです。
お金が動いてしまうビリヤードはやりたくない
僕の師匠からも「賭け球」に関する、昔話はよく聞いています。お金を掛けて楽しんでしたこともあったし、お金に踊らされてそのまま身を滅ぼしていった人たちも見てきた。
そういった話を聞いているので僕自身は賭け球はしたくありません。
上級者にお願いするときにお金をのせるのもやったことがありません。
僕のまわりの上級プレイヤーはあまり別のクラス帯撞くのを好まない人が多いので、わざわざお金を払ってまで上手い人と撞こうと思ったことがないです。というか、上手い人と撞きたかったら、自分がまずうまくならないといけないと思っているので……
まとめ
ビリヤードあるあるの賭け球についてまとめてみました。オリンピック競技にしていきたいと思っているビリヤード業界で賭け事が頻繁に行われているのはちょっとどうかなと思っています。
それも、結構大きめの金額が動いているのでちょっと怖いなと思います。
それを見ているだけなら良いですが、ビリヤードを始めたての人や特に中級者あたりが巻き込まれてしまうのが一番悲しいと思います。
負けたのが悔しくて反逆するモチベーションで続けられればいいですが、モチベーションがあってもお金がなくなって身を滅ぼすようなことになれば本末転倒です。そんなことが起きなければいいなと思いつつここまでとします