ビリヤード ワンポケットルール
ビリヤードの「ワンポケット」というルールは知っていますか?
ボールを15個使用するルールなのですが、ゲーム性はかなり特殊です。
僕自身は最近始めたばかりなのですが、ワンポケット大好きな人がいるのでそこで学んだこと面白さなんかをお伝えしていきます。
ポケットに入れない選択肢
簡単にルールを説明しておくと、フット側(ブレイクする側と反対)のポケット2つを使用してのゲームとなります。
自分のポケットどちらかを決めて、先に8個入れた人が勝利となります。
細かなルールは他のゲームとあまり変わりませんが、エニーボール(番号関係なし)で、何をしても構いません。ファールに関しては割愛します。
(1)8個入れ続ける展開は難しい
8個入れてしまえば勝ちのルールではありますが、ブレイクは基本的にセーフティブレイクから始まるため取り切るという展開が少ないゲームです。
ブレイクを研究して取り切る展開にもっていくことも可能ですが、ボールが15個あるので途中の細かなミスであっという間に取り切れなくなります。
そこで出てくる展開が「ポケットに入れない」という選択です。
(2)手玉ポジションでセーフティ
ワンポケットで自分の点数を稼ごうとすると、バンクや空クッションからどんどん攻めることも可能ですが、状況的にどうしても「入れられない」という状況になります。
そんな状況の時は、手玉のポジションを考えて相手がポケットに入れられない場所やクッション際にポジションして撞きづらくすることがあります。
ビリヤードが明確になる?
ナインボールやテンボールであれば基本的にブレイクから全てを取り切るマスワリを目指して練習します。試合だと難しい場合はセーフティをして、いい球が回ってくるように我慢します。
手玉と的球のポジション、力加減をしっかりと意識して撞くことがどのゲームでも大切ですが、ワンポケットは狭いエリアでビリヤードをするので、なおさら気をつける場面が増えてきます。
(1)基本的には手玉ポジション
セーフティをする時、的球重視、手玉重視なんて言う話がありますが、ワンポケットは手玉重視が多いです。エニーボールなので、的球でセーフティしようがないからではあるのですが、重視の度合いが違うと感じます。
空クッション、バンクで入れに行くことが可能なのでテーブル上を見渡して、「本当に何も入れられないような場所」に手球をポジションします。
球1個、もしくは半分の転がりがズレるだけで状況は大きく変化します。
(2)撞点と力加減を明確に
手玉をポジションするときに重要なのが撞点と力加減だと思います。的球に対する厚みもありますが、どこを撞くとどんな方向に転がって、力加減でどのくらいラインに変化があるかということがみえてきます。
もちろん、自分がイメージしたものと違うなんていうことは多々ありますが、その時は何が違っていたのかを振り返る練習にもなると思います。
プレイスタイルは如実に現れる
攻撃型ビリヤードと防御型ビリヤードなんていうお話を以前しましたが、このゲームは如実に現れると思います。
攻めきる人は、ブレイク後に固まったラックを崩しながら取り切っていく。
守りつつ展開を支配する人は、セーフティ駆使しつつ勝利する。
他のゲームでも駆け引きはありますが、ボールが多い分駆け引きの量は多くなります。
そんな中でいろいろな人のプレイを見るのは楽しいですね。
まとめ
ちょっとマニアックなゲームだとは思いますが、ワンポケットというゲームをご紹介しました。ナインボールやテンボールももちろん楽しいですが、いろいろなゲームをしてみるのもどうでしょうか?
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