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ビリヤードに出会うきっかけとこれから

今回はちょっとした自己紹介も兼ねて、
「ビリヤードに出会うきっかけってなんだろうなぁ?」
というテーマでまとめます。

ビリヤードに触れる機会はどこにあるか?

(1)誰かに誘われてついていく

僕自身は父親に連れて行かれたのが始まりです。
小学生くらいの頃、バッティングセンターによく連れて
行ってもらっていましたが、ちょうどそこにビリヤード台があったので
親父と2、3回遊んでました。あんまり記憶には残ってないですけど。
親父はそろそろ70代になろうかという世代。80年代のブームが来ていたときは会社の同僚に釣れられて遊んでいたそうです。
 
僕の周りは、親に連れて行ってもらったとか、会社の同僚に誘われてとか
その辺が一番よく聞く話です。皆さん大体同じような感じですかね?

(2)ノリと勢い

80年代ブーム時、それはそれは球屋と呼ばれるお店がたくさんあったようで
僕の地元でも「ここ昔は球屋だった場所だよ」というのはよく聞きます。

ただ昨今は球屋こそ少ないけれども、「ネットカフェ」にビリヤード台が
ある時代なので、ノリと勢いで遊びにいくこともあるのかなと。
TVで芸能人がビリヤードをする番組があった後などは人が増えたり、
SNSでもショート動画などで見たやつを実践しようといるのを見ます。
僕自身、球屋よりも「ネットカフェ」で撞く事が多いのでよく見かけます。

球屋にノリと勢いで行く人もいますが、人見知りマンの僕にその勇気はありませんでした。今でも、慣れない球屋に行くのはちょっとビビってます。

(3)球屋のオーナーから勧誘される

これは僕の中で面白くてスキな話です。
僕が通っていた球屋のオーナーは新しい顧客を探すために
近隣のビリヤード台が設置されているネットカフェに行って誘ってきます。

その誘われた人に聞いた話ですが、

「近くに球屋があるから、一回行ってみるといいよ!」って言われたから、
実際に来てみたら誘ってきた本人が店のオーナーで爆笑しました。

っていう話。めっちゃスキ。面白いオーナーでした。

※そのオーナーは2022年に60歳という若さで亡くなってしまいました。
ビリヤード歴40年、圧倒的ビリヤード大好きマン。知識量も超豊富。
これからもっと技術を盗んで行こうと思っていたところで非常に残念です。

ビリヤードを続ける人たち

なんで続けてるんでしょうね?こんな難しい競技。
球技と呼ばれるもので
「球を2つ以上【同時】に扱う競技」
というのはビリヤードしか知らないです。他にあったら教えてください。

(1)純粋にビリヤードがスキ

沖縄県初の女性ビリヤードプロ、大屋亜梨須プロがいらっしゃいますが、
話を伺う機会があったので、率直に「なんでプロになったか?」を
聞いてみたところ……

ビリヤードがスキでプロになろうと決めて、沖縄から旅立ち
いっぱい練習してプロになれました!

少し前の話なのでうろ覚えですが、こんな感じの返答が返ってきました。
プロになると決めて、プロテストに合格、現役プロとして活動中、
一筋縄ではいかない道を宣言通りに行っている実行力、尊敬致します。
「好きこそものの上手なれ」

(2)ロジカルシンキング

ビリヤードを続けている人は、大前提として球撞きがスキは絶対にあると思います。でないと、こんなややこしい競技できませんから 笑
 
僕自身、なんで10年以上も続けているのかな?と考えましたが、
この3つが僕の中で続けられている理由だなと。

  • 多種多様なルールがあること

  • 台上の配置から考えるパズル感

  • 同じレベル感の仲間がいること

僕はルーチンワークが苦手なのでルールがたくさんあるのは面白いです。
9ボールでも100%同じ状況はありえないけれども、80~95%くらい同じ状況をブレイクから作り出すこともできるので不思議な競技です。

ビリヤードから離れていく

新しい家族ができた、子育てが忙しい、等々、その辺りはよくある話です。
そりゃ、子供がまだ小さいのに球撞いて夜遅くに帰ってたら怒られます。
そこを寛大な心で許される環境だと続けられるかもしれません。
 
しかしながら、子育てが終わって少し落ち着いた世代が僕の師匠世代です。
カムバックで「20年くらい前にビリヤードやってました」っていう話は
よく聞くもので、その昔は本当にブームだったんだろうなと感じます。

1回切りで離れていく

今はSNSの発展でいろいろなスポーツを観戦することができます。
その中にビリヤードもあるにはありますが、動画を見てビリヤードしてみて
一回きりでやめてしまうなんてこともあるんじゃないかと。
 
ネットカフェとかでなんとなくやってみて
・手玉まともに撞けない
・撞けても球が入らない
・騒ぎすぎて怒られる
この三拍子でビリヤードが嫌になるような気がします。

結局のところ難しすぎる

先日の「第39回 関東オープン」で赤狩山幸男プロが10ボールで8連マスの
大快挙を達成していました。ネットで一部観戦しましたがすんごいです。

いやいや、ビリヤードやりすぎて脳みそバグってきてるって

僕は最近、こう感じています。実際、マスワリ頑張れば出るし、もっと頑張れば連マスも出せます。3連マスはやったことないですけど。
でも、番号順に落とし続けて取り切るマスワリはやっぱり難しい。
 
その辺りの難しさをどうやって難しく見せないかが新規参入の鍵になるんじゃないかと思います。

まとめ

僕自身、ビリヤードは大好きですし、難しい場面や球の質感、人によって配置に対する考え方がところ、老若男女、ハンディキャップがある方でも無理なく楽しめるスポーツだと思っています。
 
きっかけ自体はいろいろあります。ノリと勢いでネットカフェ等で友達とビリヤード、既にプレイしている人から誘われて球屋へ、ビリヤード体験教室を通して親子で初体験など。
 
ビリヤードが流行って欲しいし、色んな人に触れてもらって規模が大きくなればいいなと1プレイヤーとして考えています。
もちろんプレイするだけでなく、道具の制作やカスタマイズなんてのもあって、いろいろな方向性でビリヤードに触れる機会はあると思います。
 
ぜひ、ビリヤードを始めてみて、ハマりこんで、続けて行ってくれる人が増えたらいいなと思います。

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