ビリヤードで脳トレをしよう!
ビリヤードは脳トレになります!と言い切ってもいいと思っています。
僕の師匠に良く言われる単語で「ビリヤード脳」というものがあります。勝手に言っているだけだとは思いますが、そういう側面はあるぞ、というお話をしていきます。
ビリヤード≠パズル
僕が10年以上ビリヤードをしてきて感じていることは「ビリヤードはパズルみたいなもの」だなということです。
ナインボールルールにて例えてみますが、ゲームの流れとしては「ブレイク」をした後、球がバラけて配置が決まります。その瞬間に考えることは「番号順にどうやって取りきろうか?」「n番はコーナーのポケットに入れてn番はサイドのポケットにシュート」「9番はいつもの位置にいるから自分の得意な入れのポケットへシュート」と取り切り(マスワリ)を考えます。もし、配置が難しい場合は、途中でセーフティをするか、トラブルを解消してなんとかしていこうと考えます。
順番にポケットにシュートしていく、という感覚は僕の中で「パズルみたいだなぁ」と感じています。
横文字で言うなら、ロジカルシンキングといったところでしょうか?
ましてや、ブレイク後の配置が、100%同じものになることはまずありえませんので、毎回考える内容は変わってくるのも面白いところです。
エニーボールゲームはどうなのか?
順番が関係ないどれから当てても大丈夫なゲームの場合はどうなのか考えていきます。わかりやすいエイトボールルールにしましょう。
実はエイトボールは奥が深いゲームとなっております。
使用するボールは15個です。テーブルサイズは変わるものではないので、意外とごちゃごちゃする場面があります。
状況によっては、自分の持ち球を取り切るのは余裕で出来ますが、球の数が増えるほどどこかしらでトラブっているものです。
ということは、セーフティに行く場面も多くなりますが、このセーフティがクセモノです。番号順に入れるゲームであれば、直接当てられないように的球と手玉を隠すというのがよくありますが、エニーボールはそういうわけには行きません。一個隠れても、別のものに当てればいいですからね。
では、どうするか。
自分の持ち球をポケット付近に置いておく、なんてことができます。
ポケットテーブルでは、シュートできる穴が「6個」ありますが、そのうち1個のポケット前に自分の持ち球を置いておくことで、相手のシュートできるポケットは5個になるのです。
もちろん、そこで別のボールをシュートしに行くのか、ポケット付近の相手の球をズラして自分の持ち玉をポケット付近に残すのかは「戦略」ですね。
エニーボールで15個のボールを使用するゲームだからこそ、考える内容は増えていきますし、自分一人でやっているわけではないので状況はどんどんかわります。深みにハマる程、ビリヤード脳はどんどん活性化していきます。
まとめ
ビリヤードは生涯スポーツとしても非常に有効なスポーツです。麻雀も手先で麻雀牌を操作しますが、ビリヤードはテーブル周りを歩くし、腕も振るけれどもそこまで激しいスポーツではないため、身体的不自由も関係なく楽しめます。
ロジカルな思考を働かせつつ、身体を動かせるビリヤードを楽しんでもらえれば幸いです!