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土曜日の障害戦(2/8)

明日の小倉は、寒波の影響で競馬を開催できる状況なのかなんとも微妙な情勢。仮に開催にこぎつけられたとしても、障害コースはそれなりに水分を含んだ状態でレースを迎えることになりそうだな、と。

よって馬場読みを大きくハズしたり、状態面を読み違えたりした際は、情報の精度が一気に下がることが予想されますので、くれぐれもその点についてお含みおきくださいませ。


小倉4R 未勝利


ここは、頭数のわりに前受けしたい馬が揃った印象で、いかにも展開面で紛れが起こりそうなメンバー構成となりました。

ただし、末脚堅実なタマモエースあたりは、小倉コースだとレースの流れに乗るのに苦労しそうな印象もあって、単純に「差し馬を狙えばいい」というほど簡単なレースにはならないのではないか。そんな見立てをしています。


中心には、⑥サルサロッサを推します。

この馬の前走は、人気を裏切って大波乱決着を引き起こす原因の一端を担ってしまったわけですが、凡走の要因が中山コースになるのか、それとも別のところにあるのか、必ずしも判然としない部分があるのは事実でしょう。
当研究所的には、小倉コースならレースの流れに乗ってこの馬らしいセンスの良さを見せられると考えますが、正直、信頼度が高いとまでは言えないな、と。


2番手は、⑨ゴーツウキリシマ

どうでしょう、この組合せで展開に恵まれたら、この馬でも通用しちゃいませんか……。
成績は地味ですけど、レースぶりに安定感はありますので、ガチンコ勝負では厳しくとも、漁夫の利を得ての好走には注意が必要と考えます。


3番手は、⑩プレシャスソウル

地力的には、この馬が抜けた存在と言ってよく、9分程度の仕上がりでも力を出し切れれば楽に勝ち負けになる組合せだとは思います。
ただし、ここは先行争いに巻き込まれるリスクがある点がどうなのか……。大江原Jは競り合いになっても簡単には引かないところがありますので、前のガチャガチャに巻き込まれて失速というパターンは、ある程度、覚悟しておかねばならないでしょう。


4番手は、④グルーヴビート

この馬の前走は、初障害ながらセンスのいい走り。ところどころ飛越でスピードダウンするところがあっての善戦でしたので、どうでしょう、ここはこの馬が一番人気になるのでしょうか。
ただしこの手のタイプは、入障2戦目での上積みがそれほどでもないことが多く、平地時代から最後の詰めを欠くタイプであったことを考慮すると、上位争いの一角に加わってくる可能性はかなり高いけれど、勝ち負け必至と言うにはやや心もとない。そんな微妙な評価となってしまいました。


その他、アンコーナは、他の馬に構わずハイペースで逃げてしまったら、一発あっても驚けないのではないでしょうか。ただ、その可能性まで拾っていたら、さすがに収集がつかなくなってしまいますので。

タマモエースは、よっぽど時計がかかれば別ですけど、本質的に小倉のスピード勝負は合わないと見ます。


小倉5R 未勝利


ここは、エンジェルラウンドの実績が一枚上とは言えるものの、舞台が初の小倉コースになることと仕上がり状態がどうなのか、この2点に一定の課題があるのは確かでしょう。

加えて、この馬に続く2番手グループが大混戦。よって展開次第では、どの方向に転んでもおかしくない組合せとなりましたので、狙いを定めるのが非常に難しいレースとなった印象です。


中心には、④エンジェルラウンドを推します。

人気ほどの信頼性があるかはともかく、この組合せではさすがに比較上位なのではないでしょうか。
小倉コースには適応できそうな走りをしていますので、心配材料は仕上がり状態のほうになるのかな、と。


2番手は、①デザートスター

この馬の前走は、必殺「空中ねじり飛び」を繰り出すことはなく、スムーズな跳びで好走。問題は、その要因が転厩にあるのか、チークピーシーズの着用にあるのか、それともまったく別のところにあるのか。この点が、今ひとつ判然としない現状でして……
ぶっちゃけ、またやらかすのではないかという心配は常にありますけど、小倉コースでそれなりに走れた実績があることを踏まえるならば、一応の評価はしておかないとダメかな、と。


3番手は、⑥サクセスバラード

前走の走りではまだ足りない印象のあるこの馬ですが、上野J2度目の騎乗となる今回、さらなる上昇を見込める点は一定の推し材料になりうるとみました。
人気とのバランス的にどうかですが、この相手関係なら見せ場以上も十分に期待できるのではないでしょうか。


4番手は、⑨プリンセスララア

この相手関係で、待望の小倉コース。この馬にとってこれ以上ない条件が揃いましたので、狙いすぎのリスクを承知の上で、この馬の一発を最後のひと枠でケアしておこうと思います。
年齢が年齢ですし、前2走の内容がもの足りないのも事実ですが、おそらく次の機会は訪れないと思いますので、宝くじ感覚で目をつむって一票を投じてみる手はあるんじゃないかな、と。


その他、オステリアはとにかく決め手不足が顕著なので、なんらかの改善がみられるまでは選外扱いを継続します。

アルカンサスは、前4走で勝ち馬と1秒差以内。よってこの相手関係なら、馬券圏内突入もありそうなんですけどね。ただしこの馬の決め手不足も相当深刻。オステリア同様、何らかの大きな変化がみられるまでは静観でいいような気がします。


JRA騎手評価シート(障害編)はこちらから

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