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2023_全日本2歳優駿の回顧


12/13 川崎11R 全日本2歳優駿


ここは、全体のレースラップが12.4- 11.3- 12.9- 14.2- 12.6- 13.7- 13.8- 12.6。このラップ構成になってしまったら、後ろから差してくるのは物理的にほぼ不可能ですので、4角通過順がそのまま着順に置き換わったことは、至極妥当な結果だったのだろうと思います。


勝ったフォーエバーヤングは、意識的にゲートから出して行って先行する競馬を選択してきたわけですが、1コーナーまでに番手外の位置を狙ってきたイーグルノワールにキッチリとフタをすることに成功し、それでいて折り合ってリズム良く追走できた時点ですでに勝負ありでしたね。

あとは観てのとおりの圧勝劇で、数字面を振り返ってみてもケチのつけようがない数値がズラリと並んでいますので、現状における同世代の各馬との比較では、これはもう完全に一枚も二枚も力が突出していた。そう評価すべきでしょう。


2着イーグルノワールは、この着差ですからシンプルに完敗ではありましたけど、強い勝ち馬にケンカを売りに行っての2着死守は、それなりの評価をされていいように思います。ただ、ゲート内でガタついたりもしていましたので、この馬に関してはいつか大ポカをやらかすのではないかと気が気でないな、とも。

3着サントノーレは、結果論、川崎コースへの適性が異常に高いということなのでしょう。究極の仕上げでレースを使えたというのはもちろんありますが、この馬のレースぶりからすると、地元の門別よりも明らかに川崎が合っている感じですからね。

4着ナスティウェザーは、上手なレースができていましたが、やはり最後に伸びなかったのは距離。そう断言していいと思います。

5着サトノフェニックスは、戦前から懸念していたとおり、川崎コースで器用さがないという弱点がモロに強調される結果に。しかしながら、舞台が広いコースに替わればすぐに巻き返しが可能と思える走りはできていましたので、この敗戦は想定どおりで過度に気にする必要はないのかな、と。

8着ゼルトザームは、馬体が減ってパドックの気配がひと息でしたから、力負けというよりは、本調子になかったことが主たる敗因と考えていいように思います。今のこの馬は、地元関西圏のレースか滞在競馬でしか力を発揮できないフシがありますので、しばらくはこの点を常に頭の片隅に置いておかないといけませんね。


◎フォーエバーヤング → 1番人気1着
○イーグルノワール → 2番人気2着
▲ゼルトザーム → 5番人気8着

自己評価 7/10点



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