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第74回 全日本2歳優駿のみどころ
12/13 川崎11R 全日本2歳優駿
今年は、地方勢が例年以上に小粒なメンバー構成となりましたので、レースの大枠としては、中央勢に馬場を貸すだけになってしまいそうな雰囲気が漂っています。
あえて言えば、ここでもハナに行けるスピードがあるオスカーブレインのあっと驚く逃走劇に期待するとか、 アムクラージュが鎌倉記念を叩いて急上昇してくることに夢を託すとか、そんな選択があっていいのかもしれませんけど、個人的には、かすかなワンチャンスに賭けるにしても、今年の地方馬狙いはかなりの無理筋なんじゃないかと思ったりもしているんですよね。
一方で、中央勢の力比較が相当に難しい組合せにもなっていて、5頭全馬に勝ち負けのチャンスがありそうな点が、今年のこのレースの非常に興味深い点と言えそうです。
その中でも特にポイントになりそうなのが、過去にどの有力馬とも対戦経験がないフォーエバーヤングの置きどころ。
「5頭全馬を馬券の対象にしていたら、コスパが悪いことこの上ない」という前提に立てば、フォーエバーヤングをどこに置くかの判断を間違った時点で、即ハズレが決定。そんな見方ができるのかもしれません。
中心には、その⑫フォーエバーヤングを推すことにします。
他の中央馬4頭が、レースをやるたびに着順がひっくり返りそうな関係性にある中で、この馬の能力は一段その上を行っているというのが個人的な評価となります。
前走で負かしたサンライズジパングが、次走のカトレアステークスで大敗を喫し、そのレースの勝ち馬アマンテビアンコが、プラタナス賞でイーグルノワールの後塵を拝している点が確かに気がかりではありますが、少なくとも今年のJBC2歳優駿はかなりのハイレベル戦だったはずですので、そこでのこの馬の圧巻の走りを最終的には信頼したとご理解ください。
2番手は、①イーグルノワール。
この馬は、将来性では他馬に一歩譲る印象なのですけれど、砂を被るレースをした経験があって、左回りでの勝ち鞍もあって、距離経験もあるところが、今回に限っては明確なアドバンテージになるのではないか、と。正直、松山Jの騎乗でポカの心配もあるのですが、何度も繰り返し検討した結果としては、この位置が妥当なところ。そう判断しました。
3番手は、⑧ゼルトザーム。
この馬は、馬群の中からでも競馬ができるタイプの馬ですし、距離延長にも十分に対応できる走りをしていますので、舞台が園田からトリッキーな川崎コースに替わっても、対応できるどころかむしろプラスに作用するのではないかと思うのですよね。浜中Jも、今度は意識して積極的に位置を取りに行くでしょうから、前走の大きな着差も決して逆転不可能ではない。そう考えています。
その他、サトノフェニックスはとても不器用な馬なので、コーナーがきつくてペースの上げ下げに対応しなくてはならない川崎コースは合わない。そう決めつけることにしました。地力勝負ならイーグルノワール以上の評価をすべき馬と考えていますが、今回の舞台ではコーナーで置かれて万事休すになる可能性が高いのかな、と。
ナスティウェザーは、砂を被っても怯まない気性と脚を溜めてレースができる点を高く評価できるのですが、ピッチ走法でいかにも距離に限界がありそうな点を割り引いた格好となります。立ち回り次第では、当然勝負に絡んでくる実力馬ではありますけど、こちらも今回の舞台では「掲示板の下のほうまで」と決めつけることにしました。
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