週末の障害戦回顧(3/18,19)
この週末は、土曜日に中山でペガサスジャンプステークスが、日曜日に阪神で未勝利戦が行われました。
では、早速、今週も各レースを振り返っていくことにしましょう。
土曜 中山8R ペガサスジャンプステークス
ここは、能力断然のエイシンクリックが力を発揮できずに終わった時点で、何でもアリの乱戦模様になったのは理解できるのですけれど、道悪がプラスに作用しないと考えていた馬の好走もありつつ、時計が掛かったことで上位に台頭してきた馬もいて、評価が非常に難しい一戦になったな、と。
勝ったビレッジイーグルは、単騎で逃げる自分の形に持ち込めたことが、一義的な勝因と言えるのでしょう。
ただ、馬場悪化は確実にマイナス要因でしたし、馬体面もやや余裕残しに映りましたので、この馬自身が力をつけているのか、それとも他馬がだらしなかっただけなのか、そこの判断には正直迷ってしまいますね。
2着ダイシンクローバーは、馬場が湿ったことがプラスに作用して好走できたと考えるべきなのかな、と。
3着イロゴトシは、前走の勝ちっぷりが本物であったことを証明する走りはできていたと思います。今回の走りから、今後が楽しみになりました。
4着ヤマニンマヒアは、自分から勝ちに行くレースをして最後にタレた感じでしたけど、レースぶり自体は評価していいと思います。着順は下がりましたが、レース内容には確実な進境が窺えましたので。
5着スマートアペックスは、徐々にレースぶりは良くなっているものの、まだまだ復調途上の印象ではありますね。
エイシンクリックは、大出遅れと馬場悪化の影響は間違いなくあったと思いますが、それにしてもなレースになってしまいました。せめてもの救いは、人馬共に無事であったことでしょう。
日曜 阪神4R 未勝利
ここは、初障害馬のワンツーとなりましたね。
勝ったオラコモエスタスは、障害初戦とは思えないほど飛越がスムーズで、レース中盤には「これなら」と思えるくらいのほぼ完璧なレースを見せてきました。この馬の飛越センスには、素直に脱帽です。
2着オンザフェーヴルは、逆に飛越は課題だらけでしたけど、最後は平地力を存分に活かして健闘しました。この馬は、次走で大きな上積みがありそうですから、コース選択を間違えなければ、ほぼ勝ち負けという評価でよさそうです。
3着シゲルタヌキは既走馬最先着ですから、中心視したこちらとしては納得の結果ではあります。レースぶりに粗削りなところが残る分、阪神コース限定にはなりますけど、もう少し伸びしろは残っていそうだな、と。
結局このレースが荒れたのは、小倉での実績を根拠に人気になった馬たちが揃って馬券圏外に飛んで行ったからなのですが、そこをしっかりと読めていても、結論が間違っていると残念な結果にしかならない……。
もちろん、初障害馬にやられるのは不可抗力と割り切っているのですけれど、いや~、それにしても自分、まだまだ修行が足りませんな(笑)。