週末(12/5,6)の2歳戦回顧
この週末は、事前に2歳戦の見どころをアップしなかったのですが、いくつかフォローしておいたほうがよさそうなレースもあったので、ここで簡単に振り返っておこうと思います。
土曜 中山9R
葉牡丹賞(2歳1勝クラス) 芝2,000m
ここは、逃げたノースブリッジが勝って、番手にいたジャンカルドが2着。3着もその後ろにいたヴィゴーレと、一見して、非常に単調なレースになった印象もありました。
ただし、この日の馬場を考えると、時計自体が悪いようには思えないですし、新馬でノースブリッジに逃げ切りを許した馬たちが、その後、次々と好パフォーマンスを示していることもあるので、あんまり低評価にするのは危険かなとも思います。
2着ジャンカルドは、初戦の勝ち時計が遅かったせいでさほど人気にはなりませんでしたが、その勝ちっぷりには十分な見どころがありました。レースぶりに進境を見せてきたここで、しっかりと馬券圏内を確保したことは、特に驚くようなことでもないかなと。馬っぷりもいいですし、今後の成長を期待したい逸材ではありますね。
それから、先週のバジオウのレース回顧で触れたルドヴィクスにも簡単に触れておこうと思います。ここは意外とメンバーが揃っていましたし、負けたこと自体を悲観することはないでしょう。
ただ、パドックでは落ち着いていましたし、レースでも好位のインで折り合えていたように見えた中で、何の抵抗もできずに失速したのは、やっぱり期待外れというほかありません。ちょっと正確な敗因がわからないのですが、こういう負け方は嫌ですね。素質馬ではありますが、ひとまずストーキングは停止しようと思います。
日曜 中山7R 2歳1勝クラス ダ1,200m
ここは、前走の好内容を買われて1番人気に推されたスペクタクルが、見事、人気に応えて快勝しました。大物感こそありませんが、レースセンスもいいですし、千二の距離なら、今後も末永い活躍が見込めるのではないでしょうか。
ちなみにこの馬、2戦目の福島の未勝利戦で3着した後、noteの記事で取り上げていた経過があります。詳しくは、こちらを見てほしいのですが、その後の成績が、2番人気で1着、11番人気で3着、1番人気で1着と、とてもいい仕事をしてくれているのですよね。
言葉は悪いですが、地味だけどしっかりと走ってくれるこういうタイプの馬に、早いうちから唾を付けておくことができると、回収率アップに多大な貢献をしてくれるもの。皆さんにもそんな視点を持っていただきつつ、2歳戦を注視してもらえたらいいんじゃないかと思います。
日曜 阪神3R 未勝利 芝1,600m
ここは、ダノンザキッド組5着のパタゴニアが、しぶといレースぶりで後続の追撃を振り切り、しっかりと勝ち切りました。この馬についても、以前の記事で触れていたのですが、ギリギリの勝負で勝ち切ったあたりは、概ねこちらの見込みどおりだったと思います。
過去の僕の投稿を覚えてくださっていて、ちょっとだけコイツを信用してもいいかなと思っていただいた方は、きっと、見事、馬券を的中できたんじゃないでしょうか。
ちなみにこのレース、順番はともかくとして、強い3頭がワンツースリーで入線したのに、3連複は3,050円、3連単に至っては23,270円もの配当になったんですよね。
こういう超お買い得馬券を逃しているようでは、やっぱり年間回収率100%越えを実現するのは難しいかなと思います。変化球に頼ることなく、地道に馬の力を評価していくだけでも、十分すぎるほどの好配当馬券をGETできる。そんな典型的なレースになったのではないでしょうか。
ちなみにこのパタゴニアに関しては、昇級してすぐに通用とまでは言えないと思います。やっぱり、今回が買い時だったということですね。
日曜 中京5R 新馬 芝1,400m
ここは、新馬戦とは思えないほどのハイラップでレースが進んで行く中、直線、一頭だけまったく違う脚色で、ヤマニンルリュールが外から豪快に差し切りました。
この1:20.9という時計は掛け値なしに優秀ですし、追い出してからのフットワークも素晴らしかったので、今後の活躍が楽しみな逸材が登場したなとは思っています。
ただし、展開がピッタリと噛み合ったのは事実ですし、タイプ的に、距離が延びてどうかという不安がないわけではありません。この先、桜花賞を意識したローテーションを組んでくるでしょうし、当然、次走も人気になるでしょうが、全幅の信頼を置くまではどうかなと思うのですよね。
確かに強かったけれど、時計や見た目ほどのインパクトはなかった。半年後には、そんな評価に落ち着いているような気もしています。
日曜 中京9R
こうやまき賞(2歳1勝クラス) 芝1,600m
ここは、9月に同じコースで行われた野路菊S組の2着馬と4着馬で、ワンツーフィニッシュ。
当時の勝ち馬、ホウオウアマゾンがデイリー杯2歳Sで僅差の2着したことを考えても、当時下した評価よりも、メンバーが揃っていたことは間違いないのでしょう。その点、レースレベルの評価を、微調整しないといけないかもしれません。
ちなみに2着のシティレインボーは、今回、松山Jに乗り替わって、ようやく自分のレースができました。それでストゥーティと僅差でしたから、現状、この馬をオープンで狙うのは、ちょっとやり過ぎだったかもしれません。ちょっと反省しないといけないですね。
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