見出し画像

第26回小倉サマージャンプのみどころ


中京4R 小倉サマージャンプ


今年は6頭立てと非常に寂しいエントリー数となりましたが、「ノーチャンスの馬が一頭もいない」という意味においては、なかなか面白い組合せとなった印象もあります。

展開的には、シンプルに考えるとまたしてもホッコーメヴィウスの単騎逃げが濃厚な組合せではありますけど、奇策を打ちやすい少頭数のレースになったことを踏まえると、さすがに「スローで逃げてそのまま」というパターンはやや考えづらくもあり、、、
いずれにしても、このあたりをどう読むかが成否を分ける大事なポイントになるのは間違いないでしょう。

よってこのレースに関しては、各ジョッキーが仕掛けてくるであろう作戦面について寸分違わずビシッと読み切らないと、「裏の裏は表でしたね」で偶発的に的中してしまうことはあっても、狙って当て切るのは非常に難しい。その意味では、競馬にしてはめずらしく、馬の地力以上にジョッキー同士の駆け引きをより重視すべき「競輪寄りのレース」になるのではないかと想像しているところです。


中心には、③トゥルボーを推します。

この馬は、中京2戦2勝と抜群のコース相性を誇っていますし、前走のレースぶりを振り返ってみても、9分以上にまで復調していることは明らか。
また、折り合いに難がある馬だけに、癖を知る石神Jに手が戻るのも大歓迎でしょう。
もちろん、ドスローになって終始行きたがる形になったら厳しいですけど、「ホッコーメヴィウスに楽はさせじ」と他馬が早め早めに仕掛けて行く形になれば、最後に脚を使うこの馬がゴール前でスコーンと抜けて行くイメージでいい。そうヤマを張りたいと思います。


2番手は、①ヴィジュネル

この馬にとって、相手強化となるここが試金石になることは間違いありませんが、レースセンスが良く相手なりに走れるところは評価できますし、何よりコースが中京に替わることで、パフォーマンスが一段階上がりそうな予感がするのですよね。
中村Jが、序盤からあまり強気に出していくと最後にスタミナ切れを起こすリスクを当然はらんでいるわけですけど、ホッコーメヴィウスとニューツーリズムのつばぜり合いを前に見る形で脚を溜めていけるようなら、この距離でも最後にひと脚は使えるのかな、と。


3番手は、⑤ロスコフ

鞍上のコース取りに多大な不安を抱えるこの馬にとって、少頭数になってコースロスを最小限にとどめられそうなことは、シンプルに大きなプラス材料とみます。
鞍上の性格的にあまり前を積極的に追いかけることはしないのでしょうが、勝負どころでの反応はいいタイプの馬ですから、持ったままの手応えで早めに先頭へと並びかけるシーンを作れるようだと、期待値は爆上がりすると考えていいのかな、と。


その他、ニューツーリズムは、今回、ホッコーメヴィウスの機先を制して逃げの手に出るのではないかと考えていて、それがどちらに転ぶかではあるのですけれどね。
ただ、なんだかんだ新潟巧者は新潟巧者ですし、年齢的にピークアウトした印象がぬぐえない点を含めて考えるのであれば、今回は策に溺れる結果となる公算が高いと割り切ることにしました。

ホッコーメヴィウスに関しては、さすがに今回はマークがきつくなって、他馬の玉砕戦法に屈し最後に失速する可能性が高い。そうヤマを張ることにしました。

メイショウハチクは、鞍上の手綱さばきだけで頼りという感じもあり、「漁夫の利を得ての3着」とかなら普通にありそうですけど、「その少ない確率にあえて賭けるのもどうか」という最終判断になりました。


▼ マガジン「知らなきゃ損! 正しく馬を知る方法」こちらから


いいなと思ったら応援しよう!

本気の競馬力向上研究所
サポートは任意です。 この記事があなたのお役に立てた時だけでかまいませんので、サポートしてもらえたら励みになります!