週末の障害戦回顧(1/25,26)
土曜小倉4R 未勝利
ここは、レース中盤からポテンシャル上位の馬がペースを上げたことにより、上位人気馬による低配当決着となりました。
勝ったドゥラモンドは、入障2戦目で想像どおりレースぶりが前進。辛勝とは言え、ほぼ完ぺきなレースをした2着馬をきっちり捕えたレースぶりは評価に値するでしょう。
2着ダノンジャッカルは、五分のスタートからロスのない立ち回りで過去一と言っていい内容で好走。「どうせギクシャクしたレースになるんでしょ」と読んだ当研究所の判断を、まるであざ笑うかのような快走を見せつけられてしまいました。西谷J、軽く見て申し訳ありません。
3着スズカキングは、ダノンジャッカルに早めに交わされる厳しい展開となりましたが、それでも大バテせずに流れ込んでの3着。この内容で走れるなら、メンバー次第でいつでも未勝利は勝てそうですね。
7着コスモチプリアは、ポテンシャル上位の馬たちにキッチリと力を出し切られてしまったらどうしようもありません。
とは言え、この馬自身もあまり変わり身はありませんでしたので、やや期待はずれの内容でもあったのかな、と。
土曜小倉5R オープン
ここは、ポテンシャル面で抜けていた2頭によるマッチレースとなりました。
勝ったアンクルブラックは、外枠でも少頭数のレースだった分、道中はまったくロスなく進められました。
2着馬を徹底マークし、4角でインを通して差し切る高田Jの真骨頂とも言えるレースぶりでの快勝は、まさにしてやったりと言っていいでしょう。
2着オオキニからすると、今回は素直に相手を褒めるしかありません。
3着レディステディゴーは、完全に漁夫の利。
5着ブリエヴェールは、せっかくマイペースの逃げに持ち込めたかと思ったところ、襷でハナを譲ってしまったのが非常にもったいなかったな、と。
まあ、上位2頭が強かったので、あのまま逃げていても3着までが精一杯だったとは思いますが、、、
日曜小倉4R 未勝利
ここは、「高田Jにやりたい放題はやらせない」という石神Jの意地を見たシーンが印象的でしたが、馬のポテンシャル差は如何ともしがたく、道中でのロスがありながらもモントライゼが後続の追撃を凌ぎ切って快勝。見事、障害戦初勝利を挙げました。
勝ったモントライゼは、ゲートから勝ちに行く気満々でしたし、襷でインからハナを奪うところまでは完ぺきな形だったと思います。
問題はそこから先で、正面スタンド前で外に膨れ気味になった隙をつかれ、トラファルガーにインからハナを奪われそうになりましたが、そこで脚を使ってでもハナを譲らなかったことがこの勝利に結びついたのではないでしょうか。
2着ホウオウエクレールは、入障2戦目で一変した走りを披露。ある程度の前進は見込んでいた当研究所ですが、ここまでの変わりっぷりを読み切るこことは正直できませんでした。
飛越面に関しては、今回も最終障害でやや失速気味になったようにまだまだ改善の余地ありですけれど、その分、さらなる上積みが見込めるということにもなりますので、次走以降も順当に上位争いをしてきそうだな、と。
3着マイネルメサイアは、レースぶりが良化し最後までしっかりと走れていましたので、今の力は概ね出し切れたように思います。
4着トラファルガーは、モントライゼ潰しが未遂に終わり惨敗するかと思ったのですけれど、最後まで3着争いに食い下がったのはやや意外で、この馬なりによく頑張ったとも言えるでしょう。
ただ、抜けて強いという馬ではないだけに、今回のこの人気はさすがにないよなと思いましたがね。
5着ジーククローネは、鞍上にコース取りの甘さがあったにせよ、ゴール前で2頭に差し返されたのはやはり気になります。
とは言え、今回が初障害だったことを考えれば、及第点以上の走りができていましたので、次走は勝負圏内を窺う走りができそうな気もしますが、、、
それでは引き続き、「本気の競馬力向上研究所」をどうぞよろしくお願いいたします。