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週末の障害戦回顧(10/1)

この週末は、中山で未勝利戦が1鞍が行われました。

個人的には、またしても難波Jの好騎乗にしてやられてしまった格好となりましたが、大枠として筋違いのみどころ解説にならなかったのがせめてもの救いだったかな、と。

では、早速、レースを振り返っていくことにしましょう。


中山1R 未勝利


ここは、難波Jの奇策が見事にハマった格好となりました。

難波Jは、詰めの甘さを露呈し続ける馬に騎乗する時、時折、一か八かの先行策に打って出ることがあるわけですが、今回は、その作戦を完璧に遂行してきたな、と。

勝ったメイショウアツイタにとっては、いつもは勝負どころで追い上げに脚を使わされるところ、ハナを切ったことでうまいこと最後まで脚を温存できたわけですから、難波Jの作戦は実に合理的だったと言えますし、スタートを決めて実際にそれを実行してみせたことも含めて、今回は「神騎乗」と言っていいレベルの素晴らしいパフォーマンスを見せつけられてしまいましたね。


2着のグラスディアブロは、前半の位置取りが悪くなってしまった分、最後にメイショウアツイタに差し返されてしまいました。

それでも、時計的にはこの馬なりに走っていると言えますから、今回ばかりは素直に相手の好騎乗を褒めるしかないのかな、と。


期待したスマートキャノンは、実に惜しい3着。勝負どころで仕掛け遅れなかったか、あるいは最後の直線での進路取りがスムーズなら、間違いなくこの馬が勝っていたレースでしたから、今回は非常に悔やまれる敗戦になってしまったな、と。

この負け方は、残念ながら小牧加Jお得意の取りこぼしパターンになりつつあるので、そこは早く改善してもらわないといけません。新人ジョッキーに対する注文としてはやや手厳しいかもしれませんが、なんたって小牧加Jは未来の障害界を背負って立つ逸材ですからね。


4着エクスパートランは、高田Jらしいタイトな立ち回りで一変した走りを見せてきました。

メンバーレベルを考えると、次走確勝級とまでは言えませんが、まだまだ上積みを見込める粗削りなレースぶりから、次走以降、しっかりとマークをしておくべき位置には成り上がってきたな、と。


5着ヤップヤップヤップも、レースぶりが見違えるほど良くなりましたね。江田勇Jでこれだけ走れるのなら、こちらも次走以降はノーマークにできないでしょう。

9着シーザワールドは、自分から勝ちに行って好勝負できるほどの地力がまだ備わっていないことを露呈してしまいました。ただこの馬に関しては、「現状はその程度の力しかない馬」であると考えるのが妥当でしょうから、次走以降も「連下に拾うかどうか」というあたりでの判断を迫られることになりそうです。

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