土曜日の障害戦(10/31)
今週の障害戦は、土曜日に2鞍、日曜日に1鞍がともに福島で組まれています。
今週は、どのレースもちょっとお腹が痛くなってしまいそうなほど難解ですが、今日はまず、明日土曜日に行われる2つのレースの見どころについて、解説していきたいと思います。
福島4Rオープン
ここは、④マサハヤドリームの取捨がまず最も重要なポイント。ただ、そこをクリアしても、その先の読みがまた難しいから厄介ではあります。
まずは、何はさておき④マサハヤドリームから。このメンバーなら、地力は確実に一枚違うと思いますし、比較的内側の枠を引けたのもプラス。もし完調でレースに臨めれば、圧勝まであっていい組み合わせと言っても過言ではないでしょう。ただし、やっぱり福島までの輸送は気になります。小倉、中山への輸送があった前2走でも、理想体重よりは約20kgほど減ってしまっているので、これ以上減るようだと、心配のほうが大きくなる印象もあるのですよね。
いずれにしても、パドックは要注目でしょう。馬体が増えて落ち着いて歩けていたら絶対的な本命。馬体に大きな増減がなく、ややチャカつく程度で歩けていたら勝ち負けレベル。もしさらに馬体が減って、激しくイレ込んでいるようだと危険な人気馬という評価になります。ここは各自、直前に判断してもらうしかありません。
他のメンバーは帯に短し襷に流しですが、⑥ギラーミンと⑩リボンナイトには、ちょっと注目して観てみたい気持ちはあります。
⑥ギラーミンは、前走の勝ちっぷりが地味に映りますが、飛越のセンスは抜群なので、結構相手なりに走れるイメージもあります。ここは休み明けになりますし、不確定要素が大きいのは事実でも、大崩れせずに走ってくる雰囲気は十分ですね。
⑩リボンナイトの注目は、やっぱり田村Jから平沢Jへの乗り替わりでしょう。この鞍上強化は破壊力抜群ですし、馬のほうも、もともと福島巧者。このくらいの相手なら、先行してしぶとく粘り込んでも、まったく驚けません。
まあほかにも走破圏の馬は複数いますが、言い出したらキリがないので、ここまででやめておくことにしましょう。
福島5R未勝利
ここはさらにクラっとするほど、打開策がまったく見つからないメンバー構成になりました。
⑤クリップスプリンガあたりが押し出されて人気になりそうですが、右に斜飛する癖が修正できていない以上、襷のある福島コースには不安もありますし直線の芝もはっきりマイナス。それでも消し切れないくらい、他のメンバーも低調だということなのですが、少なくとも、全幅の信頼を置けるような人気馬ではありません。
⑧ハーツフェルトは決め手に欠けますし、⑪プロトスターはいかにも末が甘い。それなら、②メイプルキングでも通用しそうですし、さすがにここまで既走馬が低調だと、試験で好時計で走った初障害馬たちにやられそうな雰囲気もありますよね。
ということで、まともな見どころ解説もできず申し訳ないのですが、ここはおとなしく見物客に徹することにしたいと思います。