明日の3歳戦のコネタ(1/24)
明日の中山は積雪の可能性があって、開催されるかどうかすら怪しい情勢。本当は中山9Rの若竹賞を注目3歳戦にしようと考えていたのですが、開催されたとしても馬場状態が読み切れないですし、もし、急遽、ダート変更なんかになったら、それこそ目も当てられません。
そんなこんなの状況なので、今日は、ひとつだけコネタを書いて、お茶を濁しておくことにしたいと思います。
主役は、その若竹賞に出走予定のロードトゥフェイム。着眼点は、その距離適性になります。
ロードトゥフェイムの父マツリダゴッホは、現役時代、有馬記念を制するなど、主に中距離のレースでの活躍が目立った馬ですが、その産駒傾向は完全に短距離志向。中距離戦での活躍馬と言えば、チャレンジC勝ちのあるマイネルハニーくらいのもので、そのほかに、目立った活躍馬を輩出できていない現状なんですね。
ところが、このロードトゥフェイムは、胴が長い体型ではっきり中距離向き。しかも、もしかするとオープンまで行けるくらいの高い素質を秘めている印象もあります。
このあたりは、ホワイトマズル産駒の母ラドランファーマ譲りなのかもしれないですけど、土曜日と同じような馬場で競馬ができれば、これくらいのメンバー構成なら、余裕で勝ち負けできるのではないか、と。
明日の開催が不透明な現状においては、残念ながら、この段階で必要以上に強く推すことはできないですけれど、いずれにしても1勝クラスなら十分に足りる馬。基本、人気しづらいタイプではあるので、いずれにしても、今後、上手に付き合っていきたい馬であるとは言えるでしょう。
ここで、ちょっと一回立ち止まって、考えてみたいことがあります。
もし仮に、マツリダゴッホ産駒であるロードトゥフェイムの適性を、産駒成績の数値データに依拠して評価しようとするならば、ここ3走、ロードトゥフェイム絡みの馬券を買うという判断にはならない。でもそれが正しくないことは、何より、この馬自身が証明しているのですよね。
産駒傾向などのデジタルデータは、馬を評価するための大事な根拠資料のひとつにはなるけれど、それだけでは、どうしても馬の本質に触れるところまではいかない。う~ん、やっぱり競馬って奥深いでしょ!
そう、だから競馬には、他の公営ギャンブルにはない面白さがあるんですよね。今日は、こんなコネタしか書けませんけど、何かしらの参考になればうれしいです。