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週末の注目レース振り返り(7/25)

今日は、日曜日に新潟で行われた糸魚川特別を振り返ることにします。

レースが、超スローからの瞬発力比べになってしまったので、大して中身の濃いレースにならず、とっても残念でしたんね。まあ、新潟芝1,800mでは、よくありがちなケースではあるのですけれど……。

その分、秋に向けてどの程度参考になったかは、いささか微妙……。ではありますけど、なにはともあれ、3歳馬のワンツーフィニッシュにはなっているので、一応、各馬のレースぶりについて、ちゃんと振り返っておかないといけませんね。

日曜 新潟10R 糸魚川特別

1着 ランドオブリバティ

予想以上の好スタートを切り、道中、13秒台のラップを踏むような超スローの流れでも、離れた番手でムキになることもなくリラックスして追走できたことは、率直に言ってかなり意外。その一方で、この形になれば大楽勝まであってよさそうなところ、最後、2着馬に結構差を詰められたところもまた、やや意外であった。パッと見、力通りの完勝のようにしか見えないこの勝利からは、実のところ、いろいろと考えさせられることが多かった印象。次走、どこを使ってきても人気は必至だろうが、今回の勝利を過大評価しないようにしたいとは思う。

2着 タガノディアーナ

このレースに関して言うと、勝ち馬よりもむしろこちらのほうが、中身の濃いレースをしている。4コーナーの時点で、差し切るのは物理的にほぼ不可能な状況にあった中、極限に近い瞬発力を発揮して半馬身差まで詰め寄ったのだから、これは立派のひと言だろう。オーマイダーリンよりいい位置で運べた分はあるが、彼女をまったく寄せつけなかったことにも価値がある。仮に1勝馬の身で秋華賞トライアルに出走することになったとしても、昨年のムジカやオーマイダーリンと同様に、ワンチャンスあっていいと考えるべきだろう。

4着 シャーレイポピー

今回は、よーいドンの瞬発力比べになってしまい、形としては、この馬にとって最悪の展開だったと思う。インのポケットで流れに乗れていたものの、切れる脚に欠けるこの馬が、結果的に伸びずバテずで流れ込んだだけになってしまったのは、致し方ないところもあったのではないだろうか。やっぱりこの馬は、自分でレースをつくるのが理想。やや時計の掛かる馬場で、自分が主導権を握れるようなシチュエーションが整えば、このメンバー相手にもリベンジは可能とみる。

5着 オーマイダーリン

超スローなのに、道中は離れた後方。これでは完全にノーチャンスだったが、馬のキャラ的に仕方のないところもあって、それでも最後の伸び脚は目立っていたので、この馬の最低限の力は見せてくれた印象。ここに出走した3歳馬の力を推し測るための仕事は、十分に果たしてくれたと思う。

6着 アステロイドベルト

超スローなのに、直線で早々に外へと出さざるを得ない形になって、こちらはオーマイダーリン以上に苦しい競馬に。それでも、最後までしっかりと脚を使って、「ものさし馬」としての役割は、最低限、果たしてくれた。今回は脇役として取り上げた馬でいささか余談にはなるが、万が一でも、次走に新潟記念を使って来ることがあったら、軽い斤量で威力を増した末脚が爆発するイメージは持っておいたほうがいいと思う。まあ、そもそも出走できない可能性のほうが高いし、ほとんど妄想みたいなものではあるが……。

9着 ファユエン

どスローにハマってしまった今回は、成す術なく惨敗。調子は良さそうに見えただけに、不利な流れなりにもうちょっといいところ見せてほしかった印象もある。この内容だと、さすがに秋華賞トライアル云々は厳しいので、自己条件で少しずつ力を付けていってほしいところ。
 

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