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土曜日の障害戦(7/18)
今週も、土曜日と日曜日に分けて、障害戦の見どころをメモしておきます。
7月18日(土) 福島1R
ここは、力のある馬に信頼度の低いジョッキーが、やや力の足りない馬に信頼できるジョッキーが騎乗。言うなれば、ジョッキーハンデキャップレースのような様相を呈しています。面白いと言えばそうなのですが、レースシミュレーションの難易度が高いレースだとも言えるでしょう。
有力馬を内から順に見ていくと、まずは①メジャーリーガー。もともとスッと先行できる脚があって堅実に走っていましたが、前走は長手綱でリズム重視の競馬。それで初の連対を果たしたのだから、脚質面も含め確実に進境が伺える内容ではありました。
それでも、終いはジョーカーワイルドあたりに詰め寄られていましたから、詰めが甘い点が完全に解消されたとはいえず。草野Jも相変わらず道中で大きなロスをつくっていて、今回も崩れないけど勝ち切るまではどうかという微妙な評価になりそうです。
続いて、⑤シングンハート。こちらは入障初戦となった前走、1周目の3コーナーの飛越で内の馬に寄られてジョッキーが落馬寸前になる不利がありましたし、2周目に入ってからは、終始、外目を回されるロスも。さらに休み明けで馬体も減っていましたから、十分、及第点の内容はあったと思います。
入障2戦目となる今回は確実に前進が見込めるでしょうし、飛越自体は上手だったので、位置取りは気にせずマイペースでついて行って、終いしっかりと脚を伸ばしてきそうなイメージは十分に持てます。あまり人気にはならなそうですが、ここなら、馬券圏内まであって不思議はないでしょう。
⑥フラットレーは障害馬にはめずらしく、成績が徐々に下降してきている点が気がかりです。
3、4、5走前の走りができればここでは当然勝ち負けでしょうが、果たしてパフォーマンスを一気に回復できるかどうか。もちろん怖さはありますが、どうせ人気でしょうし積極的に馬券を買いたいとまでは思わないですね。
続いて、⑧ブラックアンバー。入障初戦となった前走は、「どれだけロスをつくるのよ!」と突っ込みたくほどの拙い騎乗だったにもかかわらず、あわや馬券圏内というところまで突っ込んできました。馬の能力だけを言えば、ここなら確実に勝ち負け。圧勝まであって不思議ないと思っているのですよね。
ただ、鞍上は前走に引き続き高野和Jですから、今回も相当に大きいロスをつくってくるはず。そこを大きく割り引いたとしても、それでも勝ち負けの計算にはなるのですが、さてさてどうなることやら。とにもかくにも、高野和Jに手綱さばきには、要注目です。
石神Jに乗り替わる⑩ストレイライトラン。この馬も、どうにも詰めが甘いタイプですね。ここまで五十嵐Jが無難に乗っての結果なので、石神Jへの乗り変わりで一変とまではいかない気もします。
2走前、詰めの甘い①メジャーリーガーにゴール前で差し返されたのも嫌な材料。そこそこ上位には来るでしょうが、人気になるなら嫌って妙味ありの存在ではあります。
このレースで、僕が面白い存在だなと思っているのは⑫ショウボート。入障初戦となった前走は12着と大敗していますが、敗因は2周目3コーナーの障害飛越の際、着地で大きくトモを落として失速したもの。この結果は、完全に度返ししていいでしょう。
特に注目したいのは、勝負どころまで引っ張りきりの手応えでマーニについていけていたこと。もし着地のミスがなければ、少なくとも3着には粘れたはずです。
加えてとても皮肉なことではありますが、今回は高野和Jから上野Jに乗り替わっていますので、この点は計り知れないほど大きなプラス。飛越にはまだ不安があるものの今回は入障2戦目の慣れも見込めますし、ここは先行して抜け出すシーンまで想像しておきたいですね。
②ニシノベイオウルフと⑪レイヴンキングは、どちらもワンパンチ欠く現状でズバッと消し。来たらゴメンナサイという評価でいいと思います。
混戦で自信満々とは言えないけれど、もし馬券を買うなら、⑫ショウボート、⑧ブラックアンバー、⑤シングンハート、①メジャーリーガーの4頭に絞ってから、パドックの状態を見て、種別と買い目を決めたいところですね。
7月18日(土) 福島4R
ここは、④クオンタムシフトの相手探しと見ています。
なんせ昇級戦の前走は、ハナを切れずに折り合いを欠く場面がありましたし、何度かコースロスもつくる中で、なんとか馬券圏内を確保したのは立派だったと言えるでしょう。
このメンバーでスタート互角なら十分にハナに行けるでしょうし、もし行けなくとも、前走で控える競馬をしたことがいい方に出ると思います。
楽逃げなら圧勝、控えても大丈夫という意味で、人気でも素直にこの馬中心という評価でいいと思います。
相手は実に難解で、福島巧者の①エアカーディナルは休み明けで62kg。そこそこ人気になりそうな⑧エンシュラウドも、オープンで即通用となるかは微妙なところでもあります。どちらも有力馬の1頭には違いありませんが、確実性には疑問符がつくのも事実。
ならば、レースセンス抜群だけど決め手に乏しい⑩コウキチョウサンが、石神Jで好位からうまく流れ込んでの2着、あるいは3着というシーンは必ず想像しておきたいですね。
ただ、④クオンタムシフト以外は、帯に短し襷に長しのメンバー構成なので、パドックで復調気配がみられるようならという条件は付きますが、福島での未勝利勝ちの内容が良かった⑨ナリノレーヴドールあたりの突っ込みまで警戒しておいた方がいいかもしれません。
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