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土曜日の障害戦(3/20)


今週も、中山と阪神でそれぞれひと鞍、障害戦が行われます。

では早速、明日、中山競馬場で行われるペガサスジャンプステークスの見どころを解説していくことにしましょう。

中山8R ペガサスジャンプステークス


ここは、勝負圏内にいる馬はある程度まで絞り込めるけれど、どの馬にも一長一短があって、順位付けが非常に難しいレースになった印象です。

人気は、②マサハヤドリーム③マイネルレオーネ⑬ヒロシゲセブン
⑭トラストの4頭に集中する雰囲気ですね。普通に考えて、この4頭は勝負圏にいると考えていいでしょう。


まずは、②マサハヤドリーム。昨年のパフォーマンスを見ている限りでは、重賞でも優に通用するイメージを持っていたのですが、今年に入ってからの2走の内容には、正直、不満が残るんですよね。2走前は、そこそこメンバーが揃っていたので、悪い2着ではないのですけれど、勝ったスマートアペックスに一気に突き放された内容は、ちょっともの足りないですし、前走に至っては、勝ちに行った分だけ甘くなったとは言え、同斤のマイネルレオーネに交わされてしまったのは、やはり気になる材料ではあります。

ここ2走、パドックの気配は良かっただけに、逆にその点も気になります。もしかしたら、年齢的な衰えが見え始めたんじゃないか、と。枠もいいですし、鞍上も信頼感抜群。崩れるイメージの少ない中心馬と考えていいとは思うのですけれど、う~ん、今回は自信の本命とまでは言えないですね。


⑬ヒロシゲセブンは、ここのところ地力強化が著しいですし、ここでも大きく崩れることはないでしょう。ただし、前走や昨秋の東京の2戦は、高田Jの騎乗がハマり切った印象で、戦績ほどの強さを感じないのも事実。器用さに欠ける分、中山もひと息のイメージですから、他の人気馬が力を出し切ってくると、この馬の序列は、3番手以下になってしまいそうです。

⑭トラストは、休み明けがどうかだけでしょう。ここは展開面も楽そうですから、体調面さえまともなら、勝つ確率はこの馬が一番高いのかもしれないですね。前走は、展開の綾と体調面がひと息だったことのダブルパンチで人気を裏切っただけなので、そこは割り引かなくていいと思います。

③マイネルレオーネは、地味ながらも、ここのところいいレースを続けています。現に前走でマサハヤドリームに先着しているわけですから、安易に軽視するのは危険でしょう。ただし、前に行けない脚質ゆえ、中山コースでどうかの不安はありますし、掲示板あたりには来るけれど、勝ち負けまではちょっと厳しいという評価にしておきます。


この4頭以外では、紛れた時に④ザメイダン⑨カポラヴォーロに馬券圏内ワンチャンスのイメージでしょうか。

ザメイダンは、前走、強敵相手に健闘しました。対マサハヤドリームでは今回も圧倒的に劣勢ですけど、他の人気馬が力を出し切れなかった時に、漁夫の利的に突っ込んでくるイメージはあります。個人的には、あんまりこの勝負服を応援したくはないですけど、馬に罪はありませんから、そこは予断を持たずしっかりと評価することにしましょう。

カポラヴォーロは、名うての中山巧者。ただこちらも人気馬が自爆した時に流れ込むイメージなので、強く狙う感じはないですね。

それから、①キングテセウスのレースぶりにも注目しておきたいですね。入障2戦目の前走が、まさに叩き一変の内容で快勝。さすがにここでは家賃が高そうですけど、この馬もまだまだ伸びしろがあるので、このメンバー相手にどんなレースをするのか、そこは見ておきたいと思います。

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