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イルミネーションJS(12/4)

このレース名を見ると、「あ~、今年も早いものでもう師走競馬の時期なんだな~」なんて思ったりしますよね。

今年のメンバーだと、暮れの大障害につながるイメージは持てませんが、日曜日の阪神未勝利戦がカオスなので、なんとかここでまともな結果が出るといいのですが、、、

けど、ここも負けず劣らずの大混戦。いや、大乱戦と言ってもいいでしょう。

なので、さすがに胸を張って自信満々に、とは行きませんが、レースの見どころについて、早速、解説していくことにしましょう。

中山8R イルミネーションジャンプステークス

ここは、重賞よりは少しメンバーが落ちるけれど、平場のオープン戦よりはいいメンバーが揃っていて、いかにもオープンの特別戦という雰囲気になりました。

ただし能力上位の馬は、中山コースへの適性に疑問符がつき、逆にコース適性の高い馬は、基礎的なポテンシャルでやや見劣るという組み合わせになっていますから、斤量ではなく、コース適性を利用した実質ハンデ戦みたいな構図になっていると考えたほうがいい気がします。

よって、いかにも紛れがありそうな予感がしますし、すべてを読み切ってズバリ、をやってのけるのは、相当にハードルが高いのかな、と。


そんな中、ここは⑨アサクサゲンキが人気を集めそうですね。

確かにこの馬、ここに入れば能力上位は間違いありませんから、勝ち負けのチャンスがある一頭であるのは間違いないでしょう。

ただ、、、なんですよね。この馬、本質的にはもっと距離が短いレースのほうが向いていると思いますし、本場の障害はこなせても、中山のバンケットでスタミナを削がれる危険もあって、いろいろとウィークポイントを抱えているのも事実。この点を考慮してもなお、相対的に上位かというと、なんとも微妙だな、と。


じゃあ他の馬はどうかというと、これも一長一短があるから難しい……。

ならば、ある程度決め打ちするほかない、というのが、ひとつの結論になってしまいそうですね。いや~、ホントこのレースは超難解です。


そんなこんな、あれこれと悩んで絞り出した結論になりますが、ここは③レオビヨンドを中心に推すことにします。

この馬は、もともと不器用なところがありますし、ピリッとした脚を使えないという弱点もあるので、「中山コースドンと来い!」というタイプかと言えば、決してそうではありません。実際、前走でも序盤の位置取りが悪くなって平凡な内容の5着に終わりましたし、適性面が完全にフィットしているとは言い難いのですよね。

ただ、前々走の小倉戦のレースぶりを見ていると、平沢Jはこの馬のウィークポイントをしっかりと理解し、その弱点が露呈しないよう工夫して乗っていましたから、この小坂Jからの乗り替わりが、かなりの強調材料になるんじゃないかと考えました。

また、3走前に小倉でアサクサゲンキに敗れてはいますけど、当時2着のスズカフューラーをものさしにすれば、決定的な力差があるとは思えないですし、乗り替わり、距離延長、中山替わり、展開利の4要素を加えて補正するならば、今回はレオビヨンドで逆転できる。そう判断しました。


2番手には、⑬パリカラノテガミを。

この馬は10歳馬ですが、レースぶりからまだまだ衰えは感じさせませんし、4走前の中山新春JSでは、強敵相手に4角先頭で善戦していますから、コース適性の面を含め、ここなら上位の扱いをすべきでしょう。

問題は、やはり五十嵐Jから大庭Jに手が戻ることでしょうね。馬のタイプ的には、大庭Jとの相性が悪いとは思わないですけど、それでも一定の割引が必要になると思います。その分を差し引いても、ここでは2番手。そう評価しましたが、鞍上面で不安がないと言えばウソになりますから、正直、強く推せるほどの確かな感触があるわけではありません。


3番手は、④ノーリミッツでいいでしょう。

こちらは、前走の内容だけを見れば、レオビヨンドを上回るものがありましたし、実際に力差もないと見ます。

ただし、折り合い面に課題があるこの馬にとって、距離延長は明確な課題になりますし、この条件ならレオビヨンドが上、だけどこの馬もこれ以上は下げられない。そう判断しました。


4番手は、⑦ブラゾンダムール

この馬は、中山コースだとまるで別馬のようなパフォーマンスを見せてきますし、2走前には実際にレオビヨンドに先着しているわけですから、当然、ここでも軽視はできません。

本来なら、もっと上の評価でもいいのですが、やっぱり西谷誠Jの騎乗馬を高く評価するのはリスクが大きいので、この位置。そんな判断です。


バラバラと馬券を買ったからと言って的中確率が跳ね上がるようなレースではありませんから、上位評価はここまで。

冒頭でも触れたように、⑨アサクサゲンキにも当然勝ち負けのチャンスはあると思いますが、やはりコース適性に不安がある分、人気とのバランスを考えてあえて選外としました。なので、この馬に関しては、まさに「やられたらゴメンナサイ」ですね。

①マイネルヴァッサーも、当然、勝負圏内の一頭でしょう。ただ、このメンバーに入ると能力的にギリギリ通用のレベルですし、中山適性もひと息。さらに、前走のレース内容にもの足りなさがあったのも事実なので、石神Jへの乗り替わりの分を積み増しても、ちょっと足りないのかな~って感じです。なのでこちらも、自信を持って消したわけではありません。

⑩ダイシンクローバーは、勝つまではどうかも、簡単には崩れないので馬券圏内の可能性は十分にあると考えます。休み明けの分と、距離延長がマイナスに作用する分を割り引きましたが、やはり怖さはありますね。

その他、中山巧者の②カポラヴォーロや、前走からさらなる上昇が見込める⑤ヒロキングあたりにもチャンスがあるでしょうから、いやはや、やっぱりこのレースは難しいですよ。

唯一、⑫フォイヤーヴェルクだけは、中山ならノーマークでいいと思うんですけど、競馬に絶対はありませんからね。う~ん、かなりの運がないと、的中に持ち込むのは難しい。ここは、そんなレースだと思います。


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