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第39回 マイルCSの回顧
いや~、持ってねぇ~なぁーーーーーーーーーー!!!
個人的な感想は以上ですが、レース回顧だけは、常にサボらずにやっておかねば……ですね。
では、早速、レースを振り返っていくことにしましょう。
阪神11R マイルチャンピオンシップ
まずレースの全体観で言うと、勝ったセリフォスから15着ホウオウアマゾンまでがたったの1秒2差。
よって、同じ枠順でもう一度レースをやったとしても、馬券圏内に突入してくる馬の組み合わせは大きく違ってくるでしょうし、ましてや枠順を変えてレースをやり直したら、上位3頭の組み合わせが全馬ゴロンと入れ替わることさえありうる。そんな大混戦となりました。
ペース的には、前半よりも後半のほうが速い瞬発力勝負の様相となっていて、結果的には、馬場のいい外に持ち出した馬たちが掲示板を独占する形になっていますから、コース取りの差が大きく明暗を分けたところはあったのでしょう。
勝ったセリフォスは、追い出しをひと呼吸我慢して、大外に持ち出したレーンJの判断が秀逸でした。
個人的には、セリフォスがソウルラッシュに先着することはほぼないと考えていたのですが、ソウルラッシュとダノンスコーピオンの優劣がほぼ想像どおりになった中で、セリフォスが全馬をまとめて差し切ったわけですから、この事態を自分なりに咀嚼すると、レーンJの手腕によるところが大きい勝利だったと理解するほかないでしょう。
もちろん、力なくしてここを勝つことはあり得ませんから、見事な勝利であったことに疑問を挟む余地はありませんが、すべてが完璧に噛み合った勝利であることもまた確か。そう総括しておきたいと思います。
2着ダノンザキッドは、この内枠から進路を外に切り替えて、本当によく走っていると思います。パドックでは落ち着きがあって状態面もよく見えましたし、北村友Jとも手が合うようで、しっかりとゲートを出て自分の力は出し切っているのではないでしょうか。
3着ソダシは、勝負どころでスムーズさを欠く場面がありましたし、流れ自体もこの馬向きとは言えない中で、よくぞ馬券圏内を死守したな、と。この内容で走れるのなら、流れ次第では勝っていたのではないかとも考えられますから、この馬の頑張りには本当に頭が下がりますね。
4着ソウルラッシュは、9割方力は出せたのかな、と。欲を言えば、もう少しだけ追い出しを我慢していたら結果は違ったのかなとも思いますが、「正攻法ではここまで」というのも理解はできますので、今回は概ね妥当な着順に収まった。そんな言い方ができるのかもしれません。
5着シュネルマイスターは、外から武Jにフタをされる形になって、やや脚を余してしまいましたね。ただ、デキに関しては、やはり昨年と同じとはいかなかったようにも見えましたから、仮にスムーズに捌けていたとしても、勝つまではちょっと厳しかったんじゃないでしょうか。
6着ジャスティンカフェに関しては、もう本当に「見てのとおりです!」としか言いようがありません。まともなら完全に突き抜けている脚色でしたから、本当にもったいないレースになってしまいました。
「○○の呪い」じゃないですけど、もう本当にそのレベルが運がなかったですね。
9着ピースオブエイトは、もう少し馬場が渋ってほしかったクチでしょう。それでも、ダノンスコーピオンには先着していますから、この馬なりに頑張ったと言えるのかもしれません。
11着ダノンスコーピオンは、そもそもポテンシャル面で見劣っていたことと、状態面が100%ではなかったことの合わせ技で惨敗したと考えます。
14着サリオスは、懸念したとおりムーアJの意識が昔のままでした。これでは、今のこの馬には厳しいですから、今回は力を出し切れずに終わったという評価でいいように思います。
15着ホウオウアマゾンは、この瞬発力勝負にお付き合いしてしまっては、完全にノーチャンスでした。ただ、状態面がまだ本当でなかったようにも見えましたから、鞍上もこれ以上は無理をできなかったのかもしれませんね。
いや~、ついにGⅠ的中か、と思ったのですがね……。
コレも競馬ですし、追い込み脚質の馬を中心視する以上、ある程度の覚悟ができていたとは言え、とても寂しい結末となってしまいました。
同じメンバーで10回レースをやったら、最低でもそのうちの5回はジャスティンカフェが勝っていたレースと思えるだけに、まさに痛恨の極みではありますが、今週は複数のレースでハナ差勝ち、アタマ差勝ちがありましたから、その分をここで相殺したと考えれば、少しは気持ちも落ち着くんですけどね。
GⅠの連敗はまたしても止まりませんでしたが、さてさて、次週はいったいどんな結末が待ち構えているのでしょうか。
やや自虐的ではありますが、ここまで来るともう何が起こっても驚きませんから、その開き直りが、流れを引き寄せてくれることに期待するしかなさそうですね、ダメだこりゃ(笑)
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