ペガサスジャンプステークスのみどころ
明日は、中山でペガサスジャンプステークスが行われます。
では、早速、レースの見どころを解説していくことにしましょう。
中山8R ペガサスジャンプステークス
このレースのみどころは、ズバリ、小牧加Jが乗り難しさのあるアサクサゲンキをうまくエスコートできるか、みどころの大部分がそこに集約されている。そう考えています。
馬のほうは、この条件、このメンバーなら、まずは勝ち負け必至という力関係になりますから、その中で、小牧加Jがアサクサゲンキの能力をどこまで引き出すことができるのか、そこに注目ですね。
次に展開ですが、この枠の並びなら、ビレッジイーグルがスンナリとハナに立てる公算が高いのでしょう。
マイサンシャインは、この枠ならインのポケットで我慢すればいいですし、クラウンディバイダは番手外の位置でも問題はありませんから、もし途中でレースを動かすとしたら、スタートが遅いマサハヤドリームか、強気な競馬を仕掛けてきそうなアサクサゲンキか、ということになりそうですね。
ただ、ビレッジイーグルの大江原Jが、極端にペースを落とし過ぎるとどうかですけど、淡々とラップを刻んで行く形になれば、レース途中から急激にペースアップするようなことはないでしょうから、基本は前受けする馬に展開は向く。そう考えていいように思います。
ということでここは、⑤ビレッジイーグルの先行流れ込みに期待したいと思います。
昨年暮れの中山大障害では、オジュウチョウサンに早めに外から被される苦しい形になっても、しばらくはしっかりと内から応戦できていましたから、この馬が充実期に入ってきたことはほぼ確実でしょう。ならば、この骨っぽいメンバーが相手でも、最後までしぶとく粘り通せるのではないか。そう考えています。
2番手は、①マイサンシャイン。こちらは、インのポケットで上手に立ち回れそうな枠の並びになっていますから、単純なポテンシャルの比較で上位とまでは言えなくとも、立ち回りのうまさを生かして上位争いに喰い込んでくる可能性が高いように思います。
3番手は、中山替わりがプラスに出そうな⑨クラウンディバイダ。前走は、小倉への輸送が堪えていたフシもあった中で、曲がりなりにも勝ち切ったことは評価すべきでしょう。関東圏のレースになるのはこの馬にとってプラスでしょうし、展開的にも、スンナリと前目の位置を取れそうな感じですから、相手強化にもソコソコは対応できると見ます。
4番手は、末脚堅実な⑪マイネルヴァッサー。小さい馬だけに、60kgの斤量で出られるのはいいですし、先行馬にうまくレースをコントロールされてしまう想定で突き抜けるところまではどうかも、展開不問できっちりと差し込んでくるタイプの馬ですから、なんだかんだ最後はしっかりと脚を使って伸びてくる。そう考えます。
③アサクサゲンキは、やはり小牧加Jがうまく能力を引き出せるイメージを持ちづらいのですよね。なんたってここが2回目の実戦ですし、中山のバンケットも初めて。いかにスーパールーキーといえども、条件的にはかなり厳しい。そう判断しました。もちろん感情的な部分では、彼を全力で応援しますが、、、
⑦ブラゾンダムールは、ここでは明らかに能力上位なわけですが、前の馬にコントロールされそうなイメージが強い中、西谷誠Jお得意の出遅れ&外々マクリでは、さすがに最後はキツくなるのかな、と。こういうタイプの馬は、むしろ本番でこそ怖いというのが個人的な見解でもありますから、ここは能力上位を承知で思い切って消してみたいと思います。