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週末の障害戦回顧(1/27,28)


土曜 小倉4R 未勝利


ここは、地力人気3頭による順当な決着となりそうなところ、襷を抜けてからゼンカイテンが外に張る走りになって早々に失速。結果、残る2頭が後続を大きく突き放しての一騎打ちとなりました。


勝ったサインオブサクセスは、読みどおり入障2戦目で上野Jが勝ちを意識したレースを仕掛けてきて、実際に時計を2秒以上詰めての快勝。ゴール前はまだまだ余力がある感じでしたから、オープン昇級後も着実に前進が見込めそうな内容の濃いレースができたように思います。

2着ノアチェリーは、馬場差を考慮すればほぼ前走と同じだけ走れていますので、この馬の力は出し切れていると理解すべきでしょう。詰めの甘さがあるのは確かですけど、ここ2走は相手が悪かったという印象が強く、体調面さえ問題がなければ、近いうちに勝機を迎えると考えてよさそうです。

3着ヴァレッタカズマは、一戦一戦着実に上昇してきている印象で、走破時計的にもほぼこちらが想像したとおりの走りはできたのかな、と。

7着ゼンカイテンは、結果的に襷コースを苦にしての敗戦となってしまいました。特に右回りがダメということではないでしょうから、順回りコースで改めて見直す手でしょう。

8着メリーセンスは、一定程度ブリンカー効果があったように思われますけど、それでいてこの結果ですので、こちらの見込み違いがあったことは否めません。要反省ですね。


土曜 小倉8R 牛若丸ジャンプステークス


ここは、フォッサマグナが自分のレースに徹してペースを落とさずに運んだため、スピード不足の馬にはまったく出番がないレースとなりました。


勝ったケイティクレバーは、フォッサマグナはガン無視して自分のレースに徹したのが良かったですね。こういうレースでの上野Jは本当に落ち着いて乗ってきますので、鞍上の好アシストも見逃せない勝因のひとつではあるように思います。

2着サイードは、この馬のスピードと器用さが最大限に生きた格好となりました。ただ、小牧加Jが4コーナーを完璧なコース取りで回ってきた中、ゴール前でケイティクレバーに差し返されたところなどは、現状におけるこの馬の限界を示しているとも言えそうですが、、、

3着サクセッションは、このハイペースでも道中で行きたがっていましたが、簑島Jがなんとかなだめて勝ち負けのラインまでは押し上げてきました。この感じだと、やはりベストは新潟コースなのでしょうけれど、バンケットの下りを無事にクリアした点はひとつの収穫だったように思います。

4着グレートバローズにとっては、ペースが流れ過ぎて何もできないままレースが終わってしまったという印象でした。事前にある程度は予想できた形でしたけど、それにしても動けなかったですね。

10着ブリヨンカズマは、出遅れて位置取りが悪くなってしまったことと、スピードレースが不向きだったことの合わせ技で惨敗を喫する形に。説明のできない負け方ではなかっただけに、このメンバー構成でこの馬を中心視するというこちらの判断がそもそもの誤りでした。この馬以外でマークしていた馬たちが掲示板を独占したという事実を踏まえても、本当にかたじけなく思います。ただ、舞台が中山に戻れば、即巻き返しが可能と考えていますので、今年中に必ずこの馬でリベンジしたいな、と。


日曜 小倉4R 未勝利


ここは、前の争いが途中から激しくなった中で、最後は地力を問われる戦いとなりました。


勝ったヴァリアメンテは、馬場差を考慮してもほぼ前走と同じくらいの走りしかできていないのですが、それでもこの相手なら力が上だった。そんな勝ちっぷりでした。実際、この馬自身にもロスはありましたし、ゴール前で鞍上はガッツポーズをしていましたけど、厳しく言えば最後は馬の力だけで勝ち切った感じでもありましたので。

2着ファルコニアは、レース途中からハナを切る形となってしまい、思ったようなレースの形にはなりませんでした。それでも2着を確保するのですから、強いと言えばそうなんですけど、ここは石神Jらしからぬ取りこぼしと評価するのが妥当かもしれません。

3着メルテミアにとっては、平地力で上回る上位2頭に終始プレッシャーを受ける形になって、非常にタフなレースになってしまったな、と。それでも、最後までしぶとく食い下がってはいましたので、この平凡な走破時計だけで評価を割り引く必要はないように思います。

4着イフティファールは、森一馬Jがレースを教えながらの走りでしたが、上位3頭に最後まで食い下がったのは立派でした。入障初戦でこの走りができるのなら、次走は即勝ち負けに持ち込んできてもまったく驚けません。

7着パーリーブラックは、襷でコース取りを誤って位置を大きく下げてしまったのがすべてでした。いかにも草野Jらしい負け方という感じではありましたけど、まともでも上位4頭に肉薄できたかはちょっと微妙かもしれないですね。

8着ユイノオトコヤマは、大江原Jが前走の反省を活かし考えた乗り方をしていましたが、それでいてこの結果というのは、ややもの足りないな、と。


いや~、このラインナップで3タコはいただけません。

土曜日は中心馬の指名ミス、日曜日は不運に見舞われたところもあり、全レースとも評価を間違ったポイントはそれぞれ一つだけだったのですけれど、その点を含めて考えても、3打数3安打まで狙える週にこの体たらくとは、情けないにもほどがあるというものでしょう。
しばし、大反省しようと思います。

引き続き「本気の競馬力向上研究所」をどうぞよろしくお願いいたします。

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