ルーキージョッキー考察 2022
ルーキージョッキーがデビューして、およそ1ヵ月が経とうとしています。
そこで今日は、現時点での彼らの評価について、簡単に投稿をしておこうと思います。
今年の新人ジョッキーの中でみどころがあるジョッキーは、次の4名。現時点での完成度順に、まずは列記します。
・小牧 加矢太
・角田 大河
・大久保 友雅
・今村 聖奈
次に、名前を挙げた各ジョッキーについて、現時点での印象を書き添えておくことにします。
小牧 加矢太
とにかく、飛越技術はピカイチ。これまで飛越でスピードダウンしていた馬を、スイスイと飛ばせてしまうスキルは並ではない。
現状は、コース取りや折り合いなど課題が山積しているが、これらは場数を踏めばいずれ克服は可能。おそらく来年あたりには、障害リーディングを争うくらいのところまで成長していることだろう。
いずれにしても、彼のデビューが障害界に与えたインパクトは絶大。これをきっかけとして、障害レースのさらなるレベルアップを期待したいところ
角田 大河
まずは、そのルックスに要注目。お父さんの若い頃にあまりにそっくりで、オールド競馬ファンとしては、思わずニヤけてしまう。
技術的には、すでに新人とは思えないレベルに到達。変なクセもなく、兄の大和Jより力強さが備わっている点も、この先ストロングポイントになりそうだ。
もし、注文を付けるところがあるとすれば、現状でも、全体にバランスが取れた騎乗ができているだけに、この先、小さくまとまってほしくはないというところくらいか
大久保 友雅
現状、成績はついてきていないが、スタートセンスの良さ、落ち着いた騎乗ぶり、重心がブレない騎乗姿勢、そのどれを取っても新人離れしている。
しばらくの間は、実績が短距離戦に偏りそうなイメージもあるが、場数を踏んで行くことで、今はまだ顕在化していない素質が開花する場面もありそう。
いずれにしても、JRA初勝利はそう遠くないうちに実現するはずで、今後の彼の活躍に対する期待は大きい
今村 聖奈
彼女に対する第一印象は、とにかく学習能力が高くクレバーな新人だな、というもの。
同じ失敗を2度続けてやらないところはさすがだし、1コーナーをよりタイトに回ったり、勝負どころで追い出しをひと呼吸遅らせたりして引き寄せた勝利などは、およそ新人とは思えない老獪さを感じさせたものであった。
確かに、女性ジョッキーならでは非力さはあるが、体幹が強く馬を御す技術はしっかりと備わっているので、一過性のブームで終わってしまうような単なる「カワイコチャン騎手」でないことだけは、是非ともここで強調しておきたい
なお、JRA 所属の全ジョッキーに関する評価は、こちらのマガジンにご登録いただくことで、いつでも最新版をダウンロードできます。有料にはなりますが、費用対効果には絶対の自信を持っていますので、皆さんの競馬力向上のため、上手に活用していただけるとうれしいですね。