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土曜日の障害戦(11/4)
東京8R 秋陽ジャンプステークス
ここは、過去の好走馬の名前を見てもわかるとおり、この後、重賞戦線で活躍する馬が多く出走してくる傾向の強いレースではありますが、今年もオープン特別にしてはハイレベルなメンバー構成となったな……。出馬表を見て感じたのは、そんな第一印象でした。
ただしこのレースは、枠の有利/不利が結果に直結しやすいというクセも併せ持っていますので、結論を出すにあたり、過去の実績にとらわれ過ぎるのも非常に危険。そんな特徴を持つレースでもあります。
さらに言えば、ここは実績ナンバーワンのテーオーソクラテスが大外枠を引いてしまいましたし、将来を嘱望される素質馬フィロロッソは、なんとまあよりにもよって平沢Jから西谷Jへ乗り替わるなど、ゲートが開いてからいろんなことが起こりそうですからね。
さて、はたしてどこから入るのが正解なのでしょうか??? う~ん、いや~、本当に困っちゃいました……。
ということで、ここは③フィロロッソを心中することに決めました。
この馬は、少なくとも京都よりは東京コースのほうが合っていそうですし、枠も絶好の内枠を引き当てましたので、普通に走れば普通に勝ち負けになると思うのですがね。
ただ、いかに重賞ではスイッチが入りがちな西谷Jといえども、逆噴射のリスクが常に消えることはなく、やっぱり"信頼"はできないので"心中"する決意をした。そんなニュアンスで捉えていただければ、と。
2番手は、②ロスコフ。
この馬は、本場の固定障害に適応できる大きな飛びをする馬ですし、前走は余裕をもって加速しながらゴールに飛び込んだ印象もありましたので、この好枠を引けたらなら、ここでも一発を十分に狙える位置にはいる。そう評価しています。
ただしそうは言っても、こちらは草野Jの騎乗ですし、常にレースの流れに乗り損ねるリスクを抱えているわけで、そこをどう捉えるかではあるのですがね……。
3番手は、①ヤマニンマヒア。
この馬は、レースセンスが良くオープン昇級後も安定した成績を残していますけど、現状の力関係だと、「このメンバーでは、馬券圏内に少し足りないくらいの位置」という評価が適切なのかもしれません。
ただその一方で、こちらは絶好の1番枠を引けたことで、逃げ差し自在の脚質が存分に活かされそうなのはもちろんのこと、なんたって鞍上はこういうタイプの馬に乗らせたら右に出る者はいない石神J。他馬が鞍上や枠の部分でいろいろありそうな中において、この好枠と鞍上の神通力をやはり無視することはできないな、と。
4番手は、⑥スマッシャー。
この馬は、近3走で人気を裏切り続けているわけですけど、どうでしょう、東京コースでじっくりと脚を溜める競馬をすれば、終いにしっかりとした脚を使えるのではないか、と。
正直、休ませてどこまで変わるかは不透明ですが、平沢Jがこの馬に継続騎乗することは大きなプラス材料となりますので、最後のひと枠としてこの馬の一発に賭けてみてもいい。そう判断しました。
その他、テーオーソクラテスは、「器用さを生かしてナンボの馬にこのコースがどうなのか」というのは当然ありますし、さらにこの大外枠を容易に克服できるほどの力を備えているのかと問われれば、その答えがイエスとはなりません。もちろん、ここに入れば力上位であることは認めますけど、この枠の並びで来られたならゴメンナサイ。そんな割り切りがあってもいいのではないか、と。
ロードトゥフェイムは、東京へのコース替わりが吉と出そうですし、結構キツイ競馬になってしまった前走でも最後までしぶとく抵抗できていましたので、ノーチャンスとは言えない位置にいるのでしょう。ただ、前走は相手関係が軽かったこと、ここは枠の並び的にそれなりのロスを覚悟しないといけないこと、この2点を考慮に入れるとするならば、他馬との相対的な比較で上位評価とはならない。そう判断しました。
ケイティクレバーには休み明けと展開面が大きな課題として立ちはだかりますし、サペラヴィとザメイダンは枠の並び的に前半のロスが大きくなってしまいそうですので、力のあるこの3頭に関しても、今回は選外という判断に至りました。
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