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第41回 フェアリーSのみどころ
中山11R フェアリーステークス
ここは例年どおり、オープン馬が3頭しかいない実質1勝クラスに近いレースレベルとなりました。
さらにそのオープン馬3頭に関しても、全馬抜けて強いという印象はありませんので、基本的には、格よりもこのレースに対する適性面を重視してレースシミュレーションを組み立てるのが賢明ではないでしょうか。
次に中山の馬場ですが、今週からCコースに替わってやや時計が速くなった印象もある中、直線で最内を突いた差し馬が伸びあぐねるシーンを何度も目撃することになりました。
よって理想としては、土曜日最終レースの1,2着馬がやったように、前受けして直線で馬場のいい外目に出すような形でしょうか。
ただし、当該レースは少頭数だった分、内枠の馬がスムーズに馬場のいいところに持ち出すことができていましたけど、はたしてこのレースでも同じような芸当をやってのける馬がいるかというと、おそらくそう簡単にはいかないのではないか、と。
だとすると、勝負どころから外を回って早めに追い上げる形に持ち込んだ馬に有利となりそうですので、道中の立ち回りの部分に関し、ある程度のヤマを張らないといけないレースではあるのでしょう。
ということで、中心には、⑦ホウオウガイアを推します。
この馬の前走は、2コーナーで内から寄られて派手に躓いた挙句、その後はガツンと引っ掛かってまったくレースになっていなかったのですけれど、それでいて見せ場十分の2着まで追い上げたのには、正直かなり驚かされたのですよね。
よって、前走のレースレベルが低かったことや、ゴール前で失速気味になったことはまったく気になりませんので、今年のメンバー構成であれば、ここに入ってもむしろ地力上位と言っていいような気がしています。
さらに言えば、中山のマイルという舞台設定も合っていそうですし、勝負どころから外目をスーッと追い上げてくるこの馬の脚質は、今の中山の馬場傾向にも間違いなくマッチしていますし、、、
2番手は、⑬ティラトーレ。
この馬の前走は、時計の速い決着となる中、終始外々を回されるかなり厳しい競馬に。その分、最後は伸びきれませんでしたが、相手関係を考えれば伸びずバテずの4着でも、高い評価をすべきと考えます。
そしておそらくここは、鞍上の性格的にも3コーナーから早めに仕掛けて4角先頭というくらいの積極的な競馬をしてくるはずですので、あとは馬場のいいところを通してどこまで粘れるか。最低でも、そんな見せ場十分の形には持ち込めそうだな、と。
3番手は、①マイスターヴェルク。
この馬のデビュー戦は、1,2着馬が強すぎただけでレース内容は標準を大きく上回るものでしたからね。
当時2着のシホリーンがここに出走していれば、間違いなく勝ち負けの有力候補だったわけですから、その比較から言っても、勝負圏内の1頭という位置づけにはしておかねばなりません。
あとは、この最内枠をどう捌くか次第でしょう。勝負どころでゴチャつくのが嫌だったので、あえて少し評価を落としたのですけれど、スムーズに捌いて馬場の外目に持ち出せるようなら、ここでも十分に勝負になるのではないかと考えています。
4番手は、⑪エストゥペンダ。
この馬のデビュー戦は、超ハイレベル。当時の2,3着馬が、その後強烈なパフォーマンスを見せつけていることを考えると、離された4着に終わったとはいえ、内容の濃いレースをしたこの馬にもそれなりの評価を与えていいように思います。
そして前走では、大幅馬体増でいくらかでも芯がしっかりとしてきた印象もありましたので、この程度のメンバー構成であれば、初の中山、いきなりの重賞挑戦でも足りてしまう可能性があるのかな、と。
その他、ジャルディニエとミーントゥビーはGⅠの前走でも大負けしませんでしたので、大幅相手弱化でともにワンチャンスありそうですけど、どちらも枠の並びが微妙ですので、ならばバッサリと消してしまうくらいの割り切りがあっていい気がします。
エリカエクスプレスの前走時計は掛け値なしに優秀ですが、控える競馬でいきなり力を出し切れるのか。その点を懸念して、大きく評価を下げることにしました。スムーズに走られた時は仕方がありません。
レイユールは、コンパクトな馬体から繰り出す切れ味がウリですので、今のそれなりの力の要る馬場が合うのかどうか。さらに鞍上の多頭数競馬での立ち回りにも不安しかありませんから、この人気であえて拾う理由はないと判断しました。こちらも力は足りる馬だけに、鞍上がうまく捌いて突き抜けたらゴメンナサイと割り切ればいいでしょう。
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