ペガサスジャンプステークスのみどころ
土曜日は、中山でペガサスジャンプステークスが行われます。
今年は重賞レベルのメンバー構成となりましたし、中山グランドジャンプ本番でも好勝負になりそうな素質馬が登録してきましたので、ここは、例年以上に見逃せない注目のレースとなりそうです。
では、早速、レースの見どころについて、解説していくことにしましょう。
中山8R ペガサスジャンプステークス
このレースのポイントは、ズバリ、エイシンクリックの取捨。
ポテンシャル面だけを言えば、現障害界におけるトップオブザトップなわけですから、あとは、どれくらいの仕上がり状態でレースを使えるのかと、鞍上が常識にかかるレベルのエスコートをできるのか。この二点にすべてがかかっているとも言えるでしょう。
出遅れてスタート直後は最後方、そこから外を回って追い上げていくレースぶりになることは想像ができますので、その先、道中でいかにスムーズにポジションを上げていけるのか。ここが見どころになります。
もうひとつポイントになりそうなのは、前に行きたい各馬の並びなのですけど、この点はエイシンクリックの仕掛けどころ次第で、すべてが一瞬にしてひっくり返されてしまいそうな気もするのですよね。
また、明日は雨予報になっているわけですが、馬場悪化が先行馬に有利にはたらくイメージもあまり湧いてきません。ならば、前の各馬の並びに関して無理にヤマを張る必要もありませんので、結局のところ、エイシンクリックがどんなレースをすると読むのか、そこがすべてなのではないでしょうか。
ということで、ここは素直にその⑩エイシンクリックを中心視します。
個人的には、もしもこの馬が100%の力を出し切れたとしたら、全盛期のオジュウチョウサンを相手にしても、互角に戦えるくらいの素質を秘めていると思っているのですよね。
どうせ出遅れるのでしょうし、どうせ西谷Jがロスの多い競馬をしてくるのでしょうが、なんだかんだ最後は、「そんなのカンケーネー」とばかりに力でねじ伏せてしまうのかな、と。
2番手は、④イロゴトシ。
こちらは、前走のレースぶりが鮮やかでしたからね。どこからでもレースができて、飛越も安定。ならば、一気の相手強化となるここでも、馬券圏内喰い込みまであっていいのではないかと考えたところです。
3番手は、⑭スマートアペックス。
こちらは、なかなか状態面が元に戻り切らないようですけど、もともとの地力だけを言うなら、エイシンクリックに次ぐ存在であることに疑いの余地なし。暖かくなって状態も上がってきそうですし、中山コースももともと得意ですから、今回あたり、もうそろそろこの馬本来の走りを見せてきてもおかしくはないのかな、と。
4番手は、⑫フィードバック。
この馬は、馬場悪化が予想される中での消耗戦要員という位置づけになります。力勝負ではまったく足りないでしょうが、もしもエイシンクリックが他馬をぶっちぎるような展開になれば、最後の最後にこの馬が漁夫の利を得る姿も想像はできますので。地味に、小牧加Jへの乗り替わりもプラス要因となりますしね。
その他、中山新春ジャンプステークス組に関しては、道悪適性の高さでフィードバックを拾った以外、あまり強く推す根拠はないのかな、と。
ビレッジイーグルは、道悪馬場が嫌だったので、評価を下げました。
コウユーヌレエフは、得意の東京からのコース替わりがマイナスになりそうなことと、北沢Jへの乗り替わりを嫌って消すことにします。
アサクサゲンキは、馬のキャラ的に熊沢Jとの相性が良くないと理解しているので、力的には好勝負に持ち込めるレベルのものはあっても、今回は評価を下げることにしました。