土曜日の障害戦(5/11)
京都8R 京都ハイジャンプ
このレース一番のポイントは、京都名物のバンケット障害を無事にクリアできるかどうか。そう言っても過言ではないように思います。
出走馬の中で飛び上がり飛び降り台の経験があるのは、アサクサゲンキ、トライフォーリアル、ザメイダン、メイショウアツイタ、メイショウハチクの5頭。いくら練習をしているとはいえ、他の有力馬に関しては「やってみないとわからない状態」ではありますからね。
そう考えると、経験値で上回る上記5頭には明確なアドバンテージがあるわけですけど、かと言って経験値だけでどうにかなるレースでもないだけに、予想ファクターのバランスのとり方が非常に難しいレースとなった。そんな言い方ができるのかもしれません。
中心には、④トライフォーリアルを推します。
この馬は昨年のこのレースの2着馬で、当時のメンバーレベルはひと息でしたけど、その中で横綱相撲のレースぶりで僅差2着なら、今年もそれなりの期待をしていいのではないか、と。
何と言ってもコース経験があることは大きな武器になりますし、昨年のレース時、飛び上がり飛び降り台の上で器用に小脚を使えていた点も強みになってくるでしょうから、普通に走ればシンプルに上位争いの一角には喰い込んでくるはず。そう考えています。
2番手は、⑥サンデイビス。
この馬にとってここは、豊富なスタミナを存分に活かせる舞台であることが何よりものアドバンテージになるとみていいでしょう。
ただ、バンケット障害に関しては完全に未知数ですし、不器用なタイプだけに怪しさ満点ではあるのですけれど、この馬のクセを知る上野Jに手が戻るのであれば、そこはジョッキーの手腕に期待してみてもいいのかな、と。
3番手は、⑦スワヤンブナート。
この馬は追ってからがしぶといタイプだけに、距離延長がどちらかというと味方になるような気がしています。
ただしこの馬も大飛びで不器用なところがありますので、バンケット障害に一抹の不安を抱えているのは確かですけど、そこさえなんとかクリアできれば、あとはスタミナ比べで浮上してきそうな雰囲気があります。よって、評価としてはこれくらいの位置でいいのではないか、と。
4番手は、①ザメイダン。
昨年のこのレースを振り返ってみると、この舞台はやや距離が長いのかなという印象もあったのですけれど、トライフォーリアルとコンマ9秒の差でしかないのなら、無警戒にはできない。そんな印象を持っています。
展開的にも、少なくとも序盤は楽なペースに持ち込めそうなメンバー構成でもありますし、、、
その他、メイショウアツイタは、本来ならザメイダンと同等くらいの評価をすべきなのですが、ここはローテーション的にまだ本調子にはないとみて消すことにしました。
地力上位のサクセッションが、4走前、福島のバンケットの下りで派手に躓いていましたからね。こういうタイプの馬は、概して京都のバンケットが苦手という傾向もありますので、伴Jにうまく乗られてしまった時は素直に諦めます。
アサクサゲンキは、この条件だとさすがに距離が長いとみます。
ヴァリアメンテは、西谷Jが道中でロスをつくりながらになると、まだこのメンバーと互角に戦えるイメージが湧いてきません。将来的には、重賞で通用する可能性を秘めてはいると思うのですけれど、、、