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土曜日の障害戦(1/21)


今週末は、小倉で土曜日に2鞍、日曜日に1鞍、計3鞍の障害戦が組まれています。

なお、時間の都合上、土曜日分は、枠順確定前にみどころ解説を公開させていただくこととしました。

勝手で申し訳ないのですが、どうかご了承くださいませ。


土曜 小倉4R 未勝利


ここは、先週の未勝利戦とは様相が違い、経験馬の層がソコソコ厚いレースとなりました。

ただし、突き抜けた存在は見当たりませんし、スピードのコントロールに苦労しそうな馬が複数出走してきましたから、初障害馬に馬券圏内を独占されるような事態は考えづらくとも、展開面も含め、「シミュレーションを組むこと自体が難しいレースになった」とは言えるでしょう。


中心には、ハーメティキストを推します。

この馬の前走は、超絶低レベルレースでの惨敗ですから、たとえそこから大きく馬が変わってきたとしても、ここで一気に勝ち負けラインに引き上げるのは容易でない。それはよくわかっているのですがね……。

ただし、レース慣れの部分に加えて、小倉向き、乗り替わり、前がガチャガチャとしそうな展開……等々を考慮にいれると、もしやこの馬で足りてしまうのでは? 最後は、そんな判断となりました。


2番手は、トーセンインパルス。

こちらは五十嵐Jからの乗り替わりとなりますが、石神Jなら、このエスコートが難しい馬を問題なく乗りこなしてしまうのでしょう。

時計面で最上位はこの馬ですし、小倉コースもベストではないながらも問題なくクリアしてきそうですから、ならばこの馬をこの位置に置くという判断でいい。そう考えました。


3番手は、ニシノガブリヨリ。

この馬にとって、小倉コースはベストでしょうから、時計面での多少の劣勢は、苦も無くひっくり返せると見ています。

ただし、問題は展開面。引っかかるグレンガリーと干渉し合うような形になると、スタミナ面に不安を抱えるこの馬にとっては大きなマイナスとなりますから、そこがどうか……なんですよね。

それでも、他馬との比較上、好走確率は高い方なのではないかとも思えますから、一応、この位置に置いておくことにしました。


4番手は、ミリタリータンゴ。

この馬に関しては、休み明けのレースになることと、西谷Jへの乗り替わりがどれくらいのマイナス要因となるのか、そこの判断がすべてと言ってもいいように思います。

小倉替わりはクリアできそうですし、力的にも、このメンバー構成なら勝ち切ってもおかしくないくらいのものがありますから、やや玉虫色ではありますが、最後のひと枠はこの馬としました。


土曜 小倉5R オープン


ここは、各馬の力関係が微妙なのもありますけど、何より問題となるのは展開でしょう。

先行馬が少なく、普通に考えて前残りが怖い組み合わせではありますから、そこをどのように馬券作戦へと反映させるのか。その点が、成否を分けるカギとなりそうですね。


中心には、ファルヴォーレを推します。

この馬は、障害馬にしてはめずらしいタイプの馬。前に行っちゃダメ、外を回るのもダメなんだけど、うまく脚が溜まった時は、勝負どころで「ビュッ!」という鋭い脚を使えるキャラクターなんですよね。

その意味で、小倉替わりは歓迎でしょうし、メンバー的にも、ここでは力上位と言える存在ですから、道中、インでうまく脚を溜められるようなら、最後は切れる脚を使って一気に差し切れる。そう考えています。


2番手は、モーガン。

この馬は、初障害戦で好時計勝ちしたように、レースぶりこそ荒削りながら、力はオープンでも通用しますからね。

小倉なら、飛越面での不安はかなり軽減されるでしょうし、昨年は不本意な成績に終わった平沢Jにとっても、捲土重来を期すレースになりそうですから、この馬の先行力とジョッキーに対する期待の両面から、この馬をこの位置に置いてみたいと思います。


3番手は、グレートバローズ。

この馬は、ここ2走の敗因が今ひとつ掴みづらいのですけれど、小倉コースに戻ってこのメンバー構成なら、少なくとも力が足りないということはないでしょうから、ここであっさりと巻き返してきてもおかしくはない。そう考えます。


4番手は、タマモワカムシャ。

こちらは昇級でどうか……ですが、前々で流れに乗れるスピードがあるのはいいですし、小倉に替わってその器用な部分をさらに生かせるようだと、ここでも通用の余地は十分。そう判断しました。

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