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週末の障害戦回顧(1/23,24)


この週末も、小倉で3鞍の障害戦が行われましたが、ただでさえ比較が難しい組み合わせとなっていたことに加え、馬場が悪化したこともあって、なかなか読みづらい結果になったような気がします。

ただ、西谷ー草野小野寺ー高田高田ー小野寺という組み合わせでの入線なんて、年に何回もあることではありませんから、さすがに上手く対応するのは難しかったですね。正直、現状の僕の実力では、どうにもならないこの週末の障害戦ではあったかなと。

とは言え、泣き言ばかりを言っていても仕方がないので、しっかりと前を向いて、レースを振り返っておくことにしましょう。

土曜 小倉4R 未勝利


ここは、もともと能力が抜けていたエイシンクリックが力通りの圧勝。勝ち時計も、馬場差があるとは言え、次のオープン戦を軽く上回ってきたのですから、結果だけを見れば、順当な勝利だったとは言えそうです。

ただしレースの前半は、最後方待機から外々を回っての進出と、完全に事前の想定どおりの展開になっていたのですよね。しかも、口を割って行きたがるシーンもありましたから、かなり大きなロスがあったことは間違いないでしょう。

結果論で言えば、今回は、完全にマクリ切って先頭に立ってしまったことがよかったわけですが、逆に言うと、こんな乱暴な競馬をしても圧勝できる馬で、なんでここまで取りこぼしてきたのかと突っ込みたくはなります。言ってしまえば、やっぱりこの馬は優に重賞級なんだと思いますけど、このまま西谷Jが乗り続ける限りは、重賞を勝つまでに、いろいろとやらかすんだろうなと勘ぐってしまうのですよね。

まあ、今日のところは、エイシンクリックにブラボーということで、お茶を濁しておくことにしたいと思います。


2着ブルベアカーキは、初障害、太目の馬体での好走ですから、これは純粋に評価していいでしょう。次走もシンプルに期待したいですね。

3着クラウンディバイダは、自分の力を出し切っての結果。4着ジャストアジゴロは、前半から位置取りが悪く、どうにも煮え切れないレースになってしまいました。

う~ん、それにしても白浜Jはどうしちゃったんでしょうねえ~。これだけスランプが長引くと、ちょっと心配だな~。


土曜 小倉5R オープン


ここは、好スタート切ったドゴールが、ハナを切ってそのまま逃げ切りました。

インシュラーが日和って控えてくれたことなど、いろいろと恵まれたところはありましたが、この形になれば、この結果も十分にありうるものではあったと思います。ゲート内の駐立が悪いこの馬で好スタートを切ったのですから、今回は、小野寺Jのグッドジョブだったと言ってもいいのでしょう。


2着モザイクは、やっぱりというかなんというか、高田Jが渾身の騎乗で、ここまで持ってきました。コース取りの部分で、森一馬J、平沢Jを出し抜く形でインのポケットを取り切ったところなんかは、見ているこっちが痺れちゃいましたね。馬の能力的に、2着なら大好走。今回は、完全に高田Jにしてやられた格好になりましたが、一方で、こういう胸を熱くしてくれるような騎乗ができるジョッキーがいることを、心から嬉しくも思います。

3着リボンナイトは、平沢Jが高田Jとの位置取り争いで後手を踏んだのが痛かったですが、それでも馬券圏内は確保したのですから、よく走っているとは言えるでしょう。もともと追って味があるタイプではないだけに、追いかける形になっても崩れなかったことは、馬自身が成長していることの証しかもしれませんね。

4着カポラヴォーロ、5着シングルアップは、まあこんなものでしょう。人気しすぎていただけで、馬はよく走っていると思います。

7着クリノライジンは、ちょっと脚を余してしまいましたが、やっぱり小倉は走りますね。基本、人気になりづらいタイプではあるので、どこかで一発かっ飛ばしてもらいたいところです。

最後に競走を中止したガッツィーソート。大事に至らなければいいのですが…。

日曜 小倉4R 未勝利


ここは、レース前半に致命的な不利を受けたダイシンクローバーが、驚異の巻き返しでなんと勝ち切ってしまいました。

普通なら、途中で勝負をあきらめてもおかしくないほどの大きな不利だったにもかかわらず、魂の騎乗で勝利をもぎ取った高田Jは、神様、仏様、高田様レベルの好騎乗だったと思います。確かに相手は弱かったですし、現段階で昇級してどうこうは言いませんが、印象としては、しばらく頭から離れないレースだったかなと。もうホント、高田J、お見事でした。

2着のシェーンクラートは、やっぱり小野寺Jだよな~というロスの大きい競馬になってしまいました。相手があれだけ大きな不利を受けたのですから、ここは勝ち切らないとダメでしょう。僅差の2着でも、あんまり褒められた内容ではなかったですね。やっぱり、五十嵐Jからの乗り替わりは、致命傷になったと思います。

3着アドマイヤミランダは、初障害戦としては上々の内容だったと思います。ただ、ここはいかにも相手が貧弱だったので、次走勝ち負けできるかは、相手次第のところはあるでしょう。あんまり過大評価するのは、ちょっと危険かなとも思います。

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