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週末の障害戦回顧(11/12,13)
この週末は、土曜日に阪神で京都ジャンプSが、日曜日に福島で未勝利戦が2鞍行われました。
では、早速、レースを振り返っていくことにしましょう。
土曜 阪神8R 京都ジャンプステークス
ここは、ハナを切ったホッコーメヴィウスを各馬が積極的に突いていく展開となりましたが、結果はそのホッコーメヴィウスが後続を突き放して快勝。見事、人気に応えました。
レース全体を俯瞰すると、ライバルになりそうな馬たちがちゃんと走れていないというのもありましたけど、逃げ脚質でありながらのこの安定感は立派のひと言ですから、黒岩Jともども、ここも素晴らしい勝利だったと評価していいように思います。
2着マサハヤドリームは、デキが上がっていたこと、鞍上の好騎乗、他馬の凡走と、何から何まで条件が揃っての好走というイメージですが、ピークアウトしたことが確実な高齢馬のパフォーマンスとしては、これ以上ない素晴らしいものだったのではないでしょうか。
3着スマートアペックスは、着実に復調しつつあるようですね。今回のレース条件、道中の完璧な位置取りでも離された3着が精一杯だったことを考えると、次もまだ本調子まで戻らない気もしますが、それでも先行きが明るくなる好走。そう評価していいでしょう。
4着エイシンクリックは、次につながるいいレースができたんじゃないでしょうか。明らかに条件不向きなこのレースでも、しっかりと脚は使えていましたから、無事に本番を迎えることができるようなら、いよいよGⅠ獲りが視野に入ってきそうな感じがしますね。
7着ヴァーダイトは、飛越のリズムが悪かったのはありますけど、どうも阪神が合わないという可能性はありそうですね。まだ断言まではできませんけど、さすがにここまで見せ場なく負ける馬ではありませんから。
11着ザメイダンは、レース途中で完全にリズムを崩してしまいましたから、この相手にロスをつくってしまっては、惨敗も致し方なかったと言えるでしょう。
日曜 福島4R 未勝利
ここは、初障害のヤマニンマヒアが見事に勝ち切りました。勝ち時計も優秀な部類ですし、石神Jのエスコートも完璧。初障害戦でこのレース内容なら、それこそ文句なしでしょう。
ただし、あまりにセンスが良すぎるレースぶりではあったので、次走に向けての大きな上積みまでは期待できないかもしれません。オープンでも通用しそうな雰囲気のある馬ではありますが、次走が試金石のレースになることは間違いなさそうです。
2着トーセンオリジンは、予想どおり福島が合っていましたし、走破時計も及第点以上。さらに、道中で外を回るロスがあったことを考えると、負けて強しの内容だったと評価していいでしょう。
3着ダンツキタイは、想像どおりに積極的なレースを仕掛けてきて、想像どおりに前進してきたわけですけど、想像した以上に上位2頭が強すぎた印象もありました。ただ、人気のスヴァルナには先着しましたから、この馬なりによく走っていると言えるような気もしますね。
そのスヴァルナは4着。期待はずれと言えばそれまでですけど、5レースなら勝っていた計算になる時計では走れていますし、平沢Jが安全運転に終始した印象もありましたから、凡走という評価半分、相手が強かったという評価半分というところが妥当な線なのかな、と。
日曜 福島5R 未勝利
ここは、詰めが甘くずっと勝ち切れなかったアームストロングがついに初勝利を挙げました。
勝負どころでインを突いて先頭を奪った草野Jの好騎乗には、正直、驚きを隠せなかったわけですが、結果、少しでもコース取りに無駄があれば、この勝利はなかったでしょうから、その意味で言えば、今回は「草野Jの好騎乗で勝った」と言っても言い過ぎではないのかもしれません。
時計も遅いですし、この馬自身のレース内容がカイゼンしたわけではありませんが、それでいて草野Jが騎乗する詰めの甘い馬が、あろうことか福島コースで勝ち切ってしまうのですから、競馬はこういうこともあるから面白い。それを地で行くレースになったんじゃないかと思います。
2着シーザワールドは、さすがは伴Jというレースでしたね。既成概念をすべて取っ払って、積極策を選んだのも功を奏した格好ですから、この遅い走破時計をも考え合わせれば、伴Jの好騎乗あっての2着好走。そう評価すべきでしょう。
3着メリディアンローグは、結果的に見れば五十嵐Jが落馬負傷で乗れなかったのがすべてだったと思います。上野Jは達者なジョッキーですけど、初騎乗馬だと安全運転に徹するところがありますから、最後に詰めを欠いたのは、道中で無駄に外を回った分。そう考えるべきでしょう。
4着ブレイニーランは、このメンバー相手にこの内容だとちょっと先が思いやられますね。近走の内容から、どうやら脚の使いどころが難しい感じも見えてきましたから、この先も人気より走れないレースが続く可能性を視野に入れておく必要はありそうだな、と。
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