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土曜日の障害戦(8/17)


新潟1R 未勝利


ここは、「なかなか未勝利を勝ち切れないが経験は豊富」という勢力と、「実績には乏しいが伸びしろは期待できる」という勢力の比較が、非常に難しいレースとなりました。

メンバー的には、標準かややそれを下回るくらいのレースレベルとなりそうですが、実績面では抜けた存在と言えるノアチェリーの状態面が未知数。
加えて、この馬の新潟適性をどう評価すべきかが悩ましい点も、このレースの予想をより難しくしているような気がしています。


中心には、⑤グローツラングを推します。

初障害となったこの馬の前走は、着地がやや前のめりになる点を除き障害馬としてのセンスの良さをいかんなく発揮できていた中で、強敵相手に4着と健闘しました。
馬のタイプ的に新潟コースは間違いなく合うでしょうし、着地姿勢に関する課題についても、本場の高い固定障害や福島コースでなければ特に問題にはならなそう。だとすれば、入障2戦目でシンプルに勝ち負けのラインまでパフォーマンスを引き上げてくるのではないか、と。


2番手は、②ヴラディア

この馬はやや決め手不足のところがありますので、本当は中京のレースを使ってほしかったのですがね。
ただ、新潟コースでも安定した走りをできる馬ではありますし、内枠を引いていい位置でレースの流れに乗れそうな点も好材料と言えますから、障害経験が豊富な馬の中では、この馬を最上位とみるのが妥当ではないか、と。


3番手は、⑩タイセイモンストル

どうでしょう、「切れないけどバテない」というこの馬の持ち味は、新潟コースで最も生きるのではないかと思うのですがね。
今回が初の新潟コースということで、陣営と当研究所が同じ立ち位置でこの馬を見ていないことは明らかですけど、関係者から強気なコメントが出にくいこういう時こそが、ある意味買い時とも言えますし、、、


4番手は、⑪ノアチェリー

う~ん、この馬の処遇については、正直、最後まで「こうだ!」という明確な結論を出すことができせませんでした。
能力上位を疑う理由がない中で、状態面と新潟適性の部分では怪しさ満点。仕方がないので、今回に限り「最後のひと枠でお茶を濁す」というヘタレな対応とします。


その他、クラウンセトは、新潟コースだとパフォーマンスダウンは必至ですので、迷わず今回は消しと判断しました。

サルサロッサは、障害馬としてのセンスの良さには大いに見どころがあるのですけれど、クラウンセトほどではないにしろ、あまり新潟コースに適性を感じませんので、こちらも狙いはここじゃないと判断した次第です。


新潟4R オープン


ここは、オープンで馬券圏内に喰いこんだ実績があるのは、ファルヴォーレ、アンブロジオの2頭だけ。
それゆえ、未勝利上がりの馬にも大いに勝ち負けのチャンスがある混戦模様になったとみるのが正解でしょう。

こういった組合せでは、コース適性が最後に勝負を分けることになるでしょうから、馬柱上のコース実績ではなく、本質的にこのコースが向いている馬をロックオンする形でシミュレーションを組んでいくことが的中への近道となる。そう割り切っていきたいと思います。


中心には、⑧ビートザレコードを推します。

この馬の障害ベストレースは、強い内容で経験馬相手にいきなり2着と好走した新潟のデビュー戦なんじゃないかな、と。
その後は未勝利を勝ち上がるのに苦労した印象もありましたが、舞台がベストと思える新潟コースに戻るなら、昇級戦でも即好勝負に持ち込んでくると見込んでいい気がしています。


2番手は、①ファルヴォーレ

ここが久々の障害戦となるこの馬ですが、適性面では新潟の2,850m戦がベスト。さらに脚を溜めやすい最内枠を引いたとなれば、臨戦過程にやや不安はあれど、さすがに上位評価しない手はないのかな、と。
相手関係的にも、ここは随分と恵まれた印象がありますし、、、


3番手は、⑨ルヴェルディ

この馬は、好走実績こそないものの、おそらく新潟コースがベストなのではないか、と。
前半に位置を取れなかった時にどうかというのはありますが、ブリンカー着用で多少でも行きっぷりが良くなると見込んでいいのだとすれば、好位から流れ込む形での好走を期待できる気がしています。


4番手は、③スピアヘッド

はっきり新潟コース向きと断言していいこの馬は、昇級戦でも大崩れなく走ってくるとみていいでしょう。
ただ、上がりの時計が速くなった時にどうかという明確な課題も残っていますので、評価としてはこのあたりが妥当なところではないか、と。


その他、レッドバロッサは、オープンでも通用する素質馬だと思いますし、新潟コースもまったく走れないタイプには見えませんので、この相手ならワンチャンスあるとみるのが正解でしょう。
ただ、折り合い面に明確な不安を抱える中での7番枠は、正直、歓迎材料とは言えませんので、枠順次第では3番手評価まで考えたのですが、この枠の並びだと次点まで下げざると得ないな、と。

スタート五分なら単騎逃げが見込めるケンアンビシャスですが、地力的にギリギリ通用するかどうかという微妙な力関係の中で、休み明けかつゲート難を抱えているとなると、さすがに強く推すところまではいかないな、と。
もちろん、現実的にはスローの単騎逃げに持ち込んで好走するパターンもありうるわけですけど、確率論的にあえてそのパターンを拾い上げる必要はないと最終判断しました。

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