週末の障害戦(9/21,22)
今週末はいろいろと業務がひっ迫しているため、勝手ながら2日分まとめての投稿とします。
日曜日分に関しては枠順確定前における見解となりますが、どうかご了承くださいませ。
土曜 中山8R 清秋ジャンプステークス
ここは、平場以上重賞以下という馬がズラリと揃った印象で、オープン特別らしい大混戦のメンバー構成となりました。
こういう実力伯仲のレースでは、コース適性と展開が勝負を分けがちですので、そこの部分に重きを置いてシンプルにレースシミュレーションを組んでいくのが最善策でしょう。
展開的には、ファルコニアがハナに行くのかなと感じもありつつ、好位のポジション取りが激しくなりそうな予感もしますので、前の並びをあまり決めつけてかかるのも怖いな、と。
十中八九出遅れて途中から徐々に動いていく形になるであろうヴァリアメンテのレースメイク次第で、さらに混沌とした展開になることも予想されますので、極端な脚質の馬はともかく、ある程度の位置から競馬をできる馬であれば素直に地力を尊重するのがベターかもしれません。
中心には、⑪ブリヨンカズマを推します。
この馬は、間違いなく中山巧者ですからね。
決してベストとは言えない福島、小倉で2着するくらいの力があるのですから、舞台設定が整った今回は、相手強化を承知の上で積極的に狙っていきたい存在であると言っていいのかもしれません。
2番手は、⑫スマイルスルー。
この馬は、未勝利を勝ち上がるのが遅すぎただけで、昇級戦でもすぐにオープンで通用するだけの素質を秘めているとみます。
ただし、今のところ勝負どころでの飛越ミスが散見されますし、まったくダメとは言わないものの大外枠もプラス材料にならないでしょうから、その分を差し引いて評価はこの位置としました。
3番手は、①オオキニ。
この馬は、一戦ごとにレースぶりが良くなってきた中で、スピードがあってキャラクター的にも相手なりに走れそうな印象を強く感じるのですよね。
加えて、この最内枠は好材料と言えますし、立ち回り次第ではスマイルスルーを逆転できるくらいの力はあるとみていますので、評価としてはこのあたりが妥当なところになってくるのかな、と。
4番手は、⑩アスターディゴン。
この馬にとって新潟コースは最も不向きですので、前走はノーカウントとしてOKでしょう。
ベストは阪神コースでしょうが、中山ならそれに近いパフォーマンスを示せるはずですので、スピードを生かした積極的なレースメイクをすれば、上位争いには普通に絡んでくる気がしています。
その他、ファルコニアは、前々でスムーズな競馬をすれば当然勝ち負けに絡んできておかしくない馬であると高く評価していますが、ここは道中で外から動いてきそうな馬が数頭いて、展開的に厳しいレースを強いられるのではないかと考えました。
ヴァリアメンテは、素質だけなら最上位に位置づけられる馬ですが、「出遅れて道中で脚を使って……」となることが決定的な情勢の中で、はたしてそんなロスの多いレースをして上位争いまで押し上げて来られるのか、というところが課題となりそうです。
相手関係によってはそれも可能でしょうが、ここは結構骨っぽい相手が揃っていますので、さてどんな結果が待っていますか。
日曜 中京1R 未勝利
ここは、障害戦で3着内の経験のある馬が2頭しかいない低レベル戦となりました。
その中で、入障2戦目となる馬たちの変わり身が一定程度見込めそうな組合せとなりましたので、過去の実績と伸びしろの大きさ、そのどちらにフォーカスするかで成否が大きく分かれるレースとなりそうです。
中心には、バラードインミラノを推します。
この馬は、はっきり新潟コースが苦手なタイプ。その割には障害デビュー戦から一応の見せ場は作っていましたので、舞台が中京コースに替わる今回は、大きな変わり身を見せて勝負圏内に喰い込んでくる可能性十分。そう判断しました。
ただ、やはり草野Jに乗り替わる点は間違いなく懸念材料であり、あんまり強気に狙うという感じでもなくなってしまいましたが、、、
2番手は、スマートルミエール。
前走のレースぶりを見てもわかるとおり、平地力で見劣るこの馬にとって中京コースはベストと言っていいでしょう。
当然、ここも最後の詰めの部分が課題となるわけですが、この相手関係であれば、レースセンスの良さだけでも十分好勝負に持ち込めるはず。そう判断しました。
3番手は、アルカンサス。
この馬は、スマートルミエールと同様に中京コースでこそのタイプですので、こちらも詰めの甘さが顕著な課題となってはいるものの、この相手関係なら上位進出があってもいいのかな、と。
前走のように自分から勝ちに行く競馬をしたら厳しいでしょうが、道中で脚を溜める形なら終いは確実にひと脚使える馬ですから。
4番手は、アップデート。
この馬は、入障2戦目で大化けするイメージが湧かないのですけれど、それでもレース慣れした分の多少の上積みがあるでしょうから、前走でアルカンサスと1秒差以内で走れている以上、まったくの軽視もできないと判断しました。
ただ、下手をするとこの馬が一番人気になる可能性もあって、そうなると人気ほどの信頼はどうなのかという思いも当然ありますが、、、
その他、ハイエストポイントとパープルアドミラルに多少の可能性を感じますが、この2頭だと初障害馬にコロッとやられるシーンもありそうですので、ならばあえて拾う必要もないのかな、と。